サンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼:7月25日の祭日に集まる人々
7月25日はスペインのガリシア州の祝日でサンティアゴ大聖堂の最大の祭日。カミーノ・デ・サンティアゴの巡礼を終えた旅人が集まる。在住者目線でこの日の意味を解説する。
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7月25日、サンティアゴ大聖堂の広場は世界中から来た人間で埋め尽くされる。
800kmを歩いてきた人。飛行機で前日に到着した観光客。どちらも同じ広場に立っている。
カミーノ・デ・サンティアゴとは
「カミーノ・デ・サンティアゴ(聖ヤコブの道)」は、スペイン北部のサンティアゴ・デ・コンポステーラを目的地とするキリスト教の巡礼路だ。最もポピュラーなフランス人の道(カミーノ・フランセス)はフランス国境のサン・ジャン・ピエ・ド・ポールから始まり、約800km・30〜40日の行程になる。
毎年世界中から30万人以上が巡礼証明書(コンポステーラ)を取得しており、日本人巡礼者も増えている。
7月25日の特別な意味
7月25日は聖ヤコブ(サンティアゴ)の祝日で、スペイン国民の祝日であると同時に、ガリシア自治州の祝日でもある。この日がサンティアゴ大聖堂で最大の祭典「ミサ・デル・ボタフメイロ」が行われる特別なタイミングで、大聖堂内では大型の香炉(ボタフメイロ)がスイングする壮大な儀式が行われる。
「ホアーニョ聖年(Año Santo Compostelano)」と呼ばれる7月25日が日曜に当たる年は巡礼者が特に増える特別年で、次回は2027年だ。
スペイン在住者にとっての意味
スペインで暮らしていると、カミーノを歩いたことがある人と意外と出会う。スペイン人だけでなく、EU市民の中でも「学生時代に歩いた」「退職後に歩いた」という人は珍しくない。
在住者がカミーノに挑戦するなら、夏は暑すぎるため春(4〜5月)か秋(9〜10月)が現実的だ。ただし景色は夏が最も緑豊かで、ガリシアの緑地を歩く感覚は格別だという声も多い。
7月25日のサンティアゴは、スペインの宗教・文化・観光が交差する特別な一日だ。在住者として一度足を運んでおく価値は十分にある。