スペインの学校夏休みは3ヶ月:子連れ在住者の夏の乗り越え方
スペインの学校は6月中旬〜9月中旬まで約3ヶ月の夏休みがある。子連れ在住者にとって最大の課題のひとつで、サマーキャンプ・グランドペアレンツ文化・共働きの現実を解説する。
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スペインの小学生の夏休みは約3ヶ月ある。日本の6〜7週間とは比べものにならない長さだ。
これを聞いてうらやましいと思う大人は多いが、共働き家庭にとっては「誰が子どもを3ヶ月間見るのか」という深刻な課題になる。スペイン人がどうやってこれを乗り越えているかは、在住する日本人にとっても参考になる。
スペインの夏休みの実態
公立学校は6月中旬(地域によって異なる)から9月の第2週頃まで休みになる。国立祝日・地域の祝日なども組み合わさるため、実質的に12週間近くになることもある。学童保育(学校後の預かりサービス)も夏休み中は休止するため、働く親の頭を悩ませる。
スペイン人の解決策
1. 祖父母(アブエロス)が担う スペイン社会では「アブエロス(祖父母)が夏に孫を預かる」文化が根強い。郊外や地方の祖父母宅に子どもを数週間〜一ヶ月以上預けるパターンは珍しくない。移民や外国人在住者にとってはこの手が使えないため、選択肢は限られる。
2. サマーキャンプ(カンパメント) 学校や民間団体が主催するサマーキャンプは、スペインで広く普及している。スポーツ、言語、アウトドアなどテーマもさまざまで、価格は1週間300〜700EUR程度(推定)。英語圏系のキャンプや日本語保持を目的とした在外教育機関が提供するプログラムもある。
3. エスクエラ・デ・ベラノ(サマースクール) 各地の区が運営するサマースクールは公費補助があるため割安なことが多い。抽選になることも多く、3〜4月には申し込みが始まる。
日本人家庭の現実
子連れで駐在している場合、日系企業の多いバルセロナ・マドリードには日本語補習校が存在する。夏季の特別プログラムを提供している場合もあるので、到着後すぐに情報収集しておくと良い。
インター校に通わせている場合は、学校のサマープログラムを利用するか、日本に一時帰国させる家庭も多い。3ヶ月の夏休みを「一時帰国のタイミング」として活用するのは、実態として理にかなっている。
長い夏休みは、子どもには良い経験を与える機会でもある。事前に計画を立てれば、3ヶ月は「課題」から「チャンス」に変わる。