スペインの郵便は届くが遅い——Correosの使い方と日本への送り方
スペインの国営郵便Correosは日本への配送に10〜20日かかる。国内・国際郵便の料金、荷物の送り方、Correos窓口での手続きを解説。
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スペインの国営郵便「Correos(コレオス)」は1716年に設立された、300年以上の歴史を持つ郵便事業体だ。しかし、そのスピードは創業当時とあまり変わらないのではないか、と在住者に冗談を言われることがある。
スペイン国内の普通郵便は到着まで3〜5日。マドリード市内から市内でも2日かかることがある。日本への国際郵便(carta internacional)は10〜20日が目安だ。
料金体系
スペインから日本への郵便物の料金は、重量とサービスによって異なる。
- はがき(tarjeta postal): EUR 1.75(約280円)
- 手紙(20gまで): EUR 1.75(約280円)
- 書留(certificado): EUR 5〜7(約800〜1,120円)
- EMS(Paq Premium Internacional): EUR 40〜80(約6,400〜12,800円)、5〜7日で到着
EMSを使えば日本まで1週間以内に届くが、料金は普通郵便の20倍以上だ。書類の送付であれば書留(certificado)で十分。追跡番号がつき、受取人のサインが必要なので紛失リスクも低い。
荷物を送る場合
2kgを超える荷物はPaq Internacional(国際小包)で送る。日本までの料金はPaq Standard Internacionalで約EUR 25〜45(約4,000〜7,200円)、到着まで2〜4週間。
税関申告書(declaracion de aduanas、CN23)の記入が必要だ。内容物を英語またはスペイン語で記載し、金額を申告する。食品、液体、電池を含む商品は制限があるので注意が必要だ。
窓口での手続き
Correosの窓口は平日9:00〜14:00が基本だが、大きな局では14:30まで、または午後も営業しているところがある。番号札を取って待つシステムだが、混雑時は30分以上待つこともある。
Correosのウェブサイトまたはアプリから事前に送り状を作成し、QRコードを窓口で見せれば手続きが短縮される。特に国際郵便は税関申告のやり取りに時間がかかるので、事前準備しておくことを推奨する。
受け取りの注意点
不在時の荷物はCorreosの最寄り局に保管される。保管期間は15日間で、それを過ぎると差出人に返送される。不在通知票(aviso de llegada)がポストに入るが、これがスペイン語のみなので見落とさないようにしたい。
Correosの追跡サービスは国内では機能するが、国際郵便では途中で追跡が途切れることがある。重要な書類を送る場合は、DHL、FedEx、UPSなどの民間宅配便のほうが確実だ。料金は高いが、追跡の精度と速度で大きな差がある。