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スペインの大学——授業料の安さとエラスムス留学の実態

スペインの公立大学は欧州の中でも授業料が低い水準にある。外国人の入学方法とエラスムスプログラムの活用法、スペイン大学の現実を紹介する。

2026-04-22
教育大学留学エラスムス費用

この記事の日本円換算は、1EUR≒160円で計算しています(2026年4月時点)。

スペインの公立大学は欧州で最も授業料が安い国の一つだ。EU市民と非EU市民で料金体系が異なるが、それでも英国・米国と比べると大幅に低い。スペイン在住外国人の子弟が通う選択肢として、知っておく価値がある。

授業料の水準

スペインの公立大学の年間授業料(一般的な学部)は、EU市民の場合€700〜2,000(約112,000〜320,000円)程度。自治州と学部によって異なる。マドリード自治州とカタルーニャ州は若干高め、アンダルシアは低め、という傾向がある。

非EU市民(日本人等)の場合は「no comunitario」扱いとなり、上記の1.5〜5倍程度の料金になる大学もある。ただしスペインで法定居住者(residente legal)として登録されていれば、EU市民と同等の料金が適用される大学も多い。

セレクティビダード(大学入試)

スペインの高校卒業生は「Prueba de Acceso a la Universidad(PAU/EVAU)」という統一試験(通称セレクティビダ)を受ける。スペインの高校を卒業していない外国人が入学する場合は、別途「国際入学テスト(UNED)」経由の経路がある。

エラスムス留学プログラム

EU加盟国間の学生交流プログラム「エラスムス」は、スペインを最も積極的に活用している国の一つだ。毎年約40,000〜50,000人のスペイン人学生が他のEU諸国に留学し、逆に多数のEU学生がスペインに来る。

在住外国人がスペインの大学に在籍している場合、エラスムスを活用して他のEU国への短期留学(1学期〜1年)が選択肢になる。生活費補助(月€200〜500程度)が受けられる。

主要大学

  • マドリード・コンプルテンセ大学:欧州最古の大学の一つ。法学・医学・文学が強い
  • バルセロナ大学:カタルーニャを代表する大学
  • グラナダ大学:留学生が多く、スペイン語集中プログラムも充実

スペイン在住中に大学院への進学・聴講を検討する在住外国人も一定数いる。低い学費と豊かな文化環境はスペインの学習環境の大きな強みだ。

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