ボルドーはワインの街だが、住んでみると「ガスコーニュ人の誇り」が先に出てくる
フランス南西部・ボルドーは観光地としてだけでなく、在住外国人にも住みやすい都市として評価が高い。生活コスト・街のサイズ・ガロンヌ川沿いの景観と、ボルドー生活の実態を解説する。
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ボルドー(Bordeaux)はワインの街として世界的に有名だが、そこに住んでみると最初に感じるのは「街のサイズが人間的だ」ということだ。パリの膨張感・圧迫感がなく、ガロンヌ川沿いのウォーターフロントを30分歩けば街の中心部を知ることができる。
ボルドーの生活コスト
パリと比較したとき、ボルドーの家賃はかなり低い。1ベッドルームの家賃は月700〜1,200EUR(約11万4,100〜19万5,600円)が相場で(推定)、パリの半分程度になることも多い。
食費はパリとさほど変わらないが、レストランの夕食が15〜25EUR(約2,445〜4,075円)程度でまとまることが多い。ワインの現地価格はパリより低く、産地の直売所や地元のカーヴでの購入は特に割安だ。
交通とパリへのアクセス
ボルドー〜パリはTGVで約2時間(LGV大西洋線)。早割で40〜80EUR程度で移動できる。「パリに月1〜2回行ければボルドー在住でも仕事は成り立つ」というテレワーカーの移住が増えている。
ボルドー市内はトラム(路面電車)が整備されており、車なしで市内の主要エリアに移動できる。
ガロンヌ川沿いの生活
ボルドーの中心部を流れるガロンヌ川のウォーターフロントは、遊歩道・テラスカフェ・「ミロワール・ドー(水の鏡)」と呼ばれる世界最大の反射水盤で有名だ。晴れた日にここを歩くと、「ここに住んでいて良かった」という気持ちになると多くの在住者が言う。
ワイン産業との距離感
在住者にとって「ワインが安くておいしい」のは本当で、地元の生産者から直接購入する機会も多い。週末にぶどう畑(ヴィニョブル)を巡るドライブも定番のアクティビティだ。
ただし「ワインの街に住む人全員がワイン愛好者」というわけではなく、「ワインは飲むが別に詳しくなくてもいい」スタンスの在住者も多い。ワインに詳しくないからと引け目を感じる必要はない。