ブルターニュの夏はパリより涼しくて20℃——南フランスとは別の夏の過ごし方
フランス北西部・ブルターニュは夏でも20〜23℃前後の涼しい気候で、海岸線とガレット(クレープ)が魅力のエリアだ。パリからのアクセスと、夏の旅行先としての実態を解説する。
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フランス人の夏の旅行先と言えば地中海・コート・ダジュールをイメージしやすいが、「海に行きたいが暑すぎるのは嫌」という人の選択肢はブルターニュ(Bretagne)だ。パリの西約400km、大西洋に突き出た半島の先端エリアで、夏でも平均最高気温は20〜23℃前後だ。
ブルターニュの気候の特徴
「涼しい」という言葉で表現されるが、もう少し正確に言うと「曇りや雨も多いが、晴れると最高に気持ちよい」だ。大西洋側の風が吹き、夏でもサッとウィンドブレーカーが必要な日がある。
南仏の強烈な日差しと暑さが苦手な人、日焼けを避けたい人には向いている。
見どころ
モン・サン・ミシェル: 正式にはノルマンディーとの境界にある修道院島で、ブルターニュ旅行のついでに訪れる人が多い。潮の干満で海に浮かぶ/陸続きになる景観が世界的に有名だ。夏季は混雑するため早朝訪問が推奨される。
サン・マロ(Saint-Malo): 城壁で囲まれた港町。かつて海賊(コルセア)の拠点だった歴史を持つ。城壁の上を歩いて大西洋を眺めるのが定番。
カルナック(Carnac): 数千本のケルト時代の巨石(メンヒル)が並ぶ謎の遺跡。ストーンヘンジと同様のプレヒストリック遺跡として研究対象になっている。
キャンペール(Quimper): ブルターニュの伝統文化が残る街。ケルト音楽フェスティバル(FIL)が7月に開催され、世界中のケルト系民族が集まる音楽祭として知られる。
ガレットとシードル
ブルターニュ料理の代表はガレット(そば粉のクレープ)とクレープ、そして地元のリンゴ酒(シードル)だ。レストランやクレープリー(クレープ専門店)で、ガレット・コンプレット(卵・ハム・チーズ入り)に地元シードルを合わせる食事はブルターニュ体験の中心だ。1食15〜20EUR程度でまとまる。
パリからのアクセス
パリ・モンパルナス駅からレンヌまでTGVで約1時間30分、ブレスト(半島の先端)まで約3時間30分。早割で30〜60EUR程度(推定)。車ならパリからレンヌ方面へA11高速で約3時間30分。