フランス人の夏休みは「キャンプ場に2週間」——ヴァカンスとキャンプ文化の深い関係
フランスはヨーロッパ最大のキャンプ大国の一つとされ、夏になると数百万人が全国のキャンプ場(カンパン)に流れ込む。在住者が知っておくべきフランスのキャンプ文化と予約の実態を解説する。
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フランスのグランド・ヴァカンス(夏の長期休暇)は7月〜8月の2カ月間だ。学校は休みになり、多くの企業員も2〜4週間の休暇を取る。この期間にフランス国内で最も多くの人が向かう目的地のひとつが「キャンプ場(カンパン、camping)」だ。
フランスのキャンプ文化は想像以上に本格的で、テントだけでなく、コテージ(chalet)・バンガロー(mobile home=トレーラーハウス)・グランピング施設まで含む。
フランスのキャンプ場の星評価
キャンプ場は1〜5つ星で格付けされており、5つ星キャンプ場はプール・スパ・レストラン・子ども向けアクティビティまで備えたリゾート施設に近い。モバイルホームの宿泊費は繁忙期で1泊100〜250EUR(約16,300〜40,750円)になることもある(推定)。
7月〜8月の混雑
フランス国内のキャンプ場のヴァカンス最盛期(7月第2週〜8月下旬)は、南仏・大西洋岸・アルプス周辺の人気キャンプ場は数カ月前から予約が埋まる。直前では希望の場所が取れないことが多い。
特にヴァンデ(Vendée)県のキャンプ場やランド(Landes)のキャンプ場は全国的に人気が高い。
在住者向けの予約方法
Camping.fr、Huttopia、Yelloh! Village等のサイトでオンライン予約が可能だ。早い場合は2〜3月に翌夏の予約をするファミリーもいる。
直前(6月以降)で予約を試みる場合は、コテージやモバイルホームは難しくなるが、持参テント用のサイト(emplacement)は比較的確保しやすい。
在住外国人のキャンプ
フランスのキャンプ場は英語対応が増えており、外国人でも利用しやすくなっている。フランス語が少し話せると係員との会話が豊かになる。「近くに良いレストランはありますか?」「スーパーまで何kmですか?」程度で地域情報が引き出せる。
フランスのヴァカンス文化を体験したいなら、一度キャンプ場に行ってみる価値はある。家族連れで賑わうキャンプ場の夕方のアペロタイムは、フランスの「普通の暮らし」の中心にある光景だ。