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パリ・ファッションウィークと在住外国人の接点

年2回開催されるパリ・ファッションウィーク(PFW)は世界的なイベントだが、在住外国人の生活にはどう影響するのか。交通・宿泊・街の変化と、業界外の人が関われる部分を解説。

2026-04-24
ファッションウィークパリファッション在住者イベント

この記事の日本円換算は、1EUR≒160円で計算しています(2026年4月時点)。

パリに住んでいると、年に2回、街が変わる瞬間がある。2月(秋冬コレクション)と9〜10月(春夏コレクション)に開催されるパリ・ファッションウィーク(PFW)だ。

業界関係者ではない在住外国人にとっては「また混んでる…」という感覚が先に来ることもあるが、少し視点を変えると、パリのファッション文化への入口になる。

ファッションウィーク中のパリの変化

PFW期間中(約1週間)、パリの街は確実に変わる。

交通: タクシー・Uber需要が跳ね上がり、値段が上がる。特にトロカデロ・マレ・サン=ジェルマン周辺は会場が集中するため混雑する。地下鉄(Métro)は比較的影響が少ない。

ホテル: 世界中のバイヤー・ジャーナリスト・インフルエンサーが集まるため、ホテル料金が通常の2〜4倍に跳ね上がる。在住者には関係ないが、この時期に知人・家族を呼ぶのは要注意だ。

街の雰囲気: 特にパレ・ロワイヤル・ルーヴル周辺では、アジア系インフルエンサー・フォトグラファー・モデルが集まり、独特のエネルギーが生まれる。外から見ていると面白い。

業界外の人間がPFWに関われる部分

本来のPFW(ショー)は招待制で一般人は入れない。しかし「完全に外から見るだけ」ではない接点もある。

ポップアップショップ・展示: ブランドが期間中に特別なポップアップを開くことがある。Louis Vuitton・Balenciagaなどは一般向けの展示や販売イベントを開催する場合もある。

ストリートスナップ: ショー会場の外には世界中のフォトグラファーが来て、ファッショナブルな人々を撮影している。マレ地区やチュイルリー公園周辺は「見る・見られる」が発生する場所だ。

関連展覧会・イベント: パリのミュージアム(パレ・ガリエラなど)がPFWに合わせたファッション展覧会を開催することがある。一般入場料で入れる。

日本のファッション文化とPFWの接点

日本はパリ・ファッションウィークと深い関係を持つ。川久保玲(コム・デ・ギャルソン)・山本耀司・高田賢三(故人)・三宅一生(故人)はパリに拠点を置いて世界的ブランドを作り上げた。

現在もSacaiの阿部千登勢、MM6 Maison Margielaに参加した日本人デザイナーなど、PFWと日本のつながりは継続している。

パリに住む日本人にとって、ファッションウィークは「遠い世界の話」ではなく「日本の美意識がここに影響を与えた歴史」を感じられる時期でもある。

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