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ゴミの出し方で住所がわかる——イギリスのBin Collection事情

イギリスではゴミ収集のルールが自治体ごとに異なり、色分けされたBin(ゴミ箱)の種類も統一されていない。Council別の分別ルール、収集頻度、罰金制度を解説。

2026-05-29
ゴミ分別CouncilBin生活インフラ

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イギリスに引っ越して最初に混乱するのが、ゴミ出しだ。日本のように全国統一のルールがない。Bin(大型のキャスター付きゴミ箱)の色が自治体によって違う。隣の市では黒いBinが一般ゴミなのに、自分の市では緑が一般ゴミ——そんな状況が普通に起きる。

イングランドだけで300以上のルール

イングランドには309のCouncil(地方議会)があり、それぞれが独自のゴミ収集ルールを設定している。Binの色、分別の区分、収集頻度——すべてがCouncilごとに違う。

収集頻度の例:

  • 一般ゴミ: 2週間に1回(fortnightly)が主流。週1回の地域もある
  • リサイクル: 2週間に1回(一般ゴミと交互)
  • 食品廃棄物: 週1回(対応しているCouncilのみ)
  • 庭のゴミ(Garden waste): 有料サービス。年間£40〜£100(約7,800〜19,500円)

日本の「週2回の燃えるゴミ」に慣れていると、2週間に1回の収集は少なく感じる。夏場は匂いとの戦いだ。

Binの色は統一されていない

典型的な組み合わせ(ただしCouncilにより異なる):

中身
黒 or グレー一般ゴミ(Residual waste)
紙・段ボール
庭のゴミ(Garden waste)
食品廃棄物(Food waste)

しかし、ある地域では緑が一般ゴミ、別の地域では緑がリサイクル。引っ越したら最初にCouncilのウェブサイトで自分の住所のBin収集スケジュールを確認するのが鉄則だ。多くのCouncilは郵便番号を入力すると収集日とBinの色が表示されるツールを提供している。

Binを出す日を間違えると

収集日以外にBinを道路に出しっぱなしにすると、Councilから警告を受ける。繰り返すと£80〜£100(約15,600〜19,500円)の罰金(Fixed Penalty Notice)が課されるCouncilもある。

また、リサイクルBinに間違ったものを入れると「Contamination」としてBinごと回収を拒否されることがある。Binにステッカーが貼られ、「中身を確認して次回正しく出してください」と注意される。

フラット(集合住宅)の場合

フラットでは大型の共有Binが敷地内に設置されていることが多い。個別のBinを管理する必要がないので楽だが、分別のルールは同じだ。他の住人が分別を守らないとBin全体が回収拒否されるリスクがある。

粗大ゴミ(Bulky waste)

家具や大型家電の処分は、Councilに有料で回収を依頼する。3点まで£30〜£50(約5,850〜9,750円)が相場。または自分でCouncilのリサイクルセンター(Household Waste Recycling Centre / HWRC / 通称「the tip」)に持ち込む。持ち込みは無料だが、車が必要だ。

実用的なアドバイス

  1. 引っ越したらまずCouncilのサイトで郵便番号検索
  2. Binの収集日をスマホのカレンダーに登録(隔週なので忘れやすい)
  3. 食品廃棄物用の小型Binは台所に置き、収集日に外の大型Binに移す
  4. 庭のあるテラスハウスに住む場合、Garden waste サービスの申し込みを忘れずに

ゴミの分別ルールが全国でバラバラという事実は、イギリスの地方自治の独立性を象徴している。効率的かどうかはさておき、「うちのCouncilではこうだ」が通る国だ。

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