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生活費・コスト

ロンドン以外の英国——マンチェスター・リーズ・ブリストルの生活費

英国=ロンドンだけではない。マンチェスター・リーズ・ブリストルの家賃・生活費・仕事事情を比較。ロンドンより3〜4割安い生活コストと、各都市の特徴を在住者目線で解説します。

2026-04-22
マンチェスターリーズブリストル生活費英国

この記事の日本円換算は、1GBP≒195円で計算しています(2026年4月時点)。

英国移住というと「ロンドン一択」のように思われがちだが、実際にはロンドン以外の都市に移り住む日本人も増えている。理由は単純で、ロンドンの生活コストが高すぎるからだ。

ロンドン中心部のワンベッドルームアパートは月2,000〜2,800ポンド(39万〜55万円)が相場。それに対してマンチェスター・リーズ・ブリストルなら1,000〜1,500ポンド(19.5万〜29.3万円)程度で同等の物件が見つかる。

マンチェスター——英国第二の都市

マンチェスターは人口約55万人(都市圏では280万人超)の英国北西部の中心都市だ。サルフォード・クウェイズ地区にはBBCやITVの施設が移転し、メディア・IT産業の集積が進んでいる。在住日本人は数百人規模で、日本食レストランも点在する。

生活費の目安(2025〜2026年):

  • ワンベッドルーム家賃:市内中心部で月950〜1,500ポンド(18.5万〜29.3万円)
  • 外食(カフェランチ):10〜15ポンド(1,950〜2,925円)
  • トラムの月額パス:約85ポンド(16,575円)

ロンドンに比べて人々の距離感が近く、同じ建物に住む人と顔見知りになりやすいと感じる在住者が多い。サッカー(マンチェスター・ユナイテッドとシティ)への熱量は日本の感覚を超えている。

リーズ——金融とファッションの都

リーズは人口約80万人のウェストヨークシャーの中心都市。英国第3の金融センターとも呼ばれ、法律事務所・会計事務所・保険会社が集積する。リーズ大学があるため学生人口も多く、若い層の活気がある。

生活費の目安:

  • ワンベッドルーム家賃:市内中心部で月800〜1,300ポンド(15.6万〜25.4万円)
  • 外食(レストラン):10〜18ポンド(1,950〜3,510円)
  • バスの月額パス:約75〜90ポンド(14,625〜17,550円)

リーズはロンドンへの直通列車が約2時間で走っており、ロンドンで働きながらリーズに住む人もいる(その場合は交通費が課題になるが)。

ブリストル——環境意識の高いクリエイティブ都市

ブリストルは人口約50万人のイングランド南西部の都市。グラフィティアーティスト・バンクシーの出身地として知られ、音楽・アート・デザイン分野のクリエイターが多い。環境意識が高く、自転車通勤・ビーガン食・地産地消が根付いている。IT・航空宇宙産業も集積する。

生活費の目安:

  • ワンベッドルーム家賃:市内中心部で月900〜1,400ポンド(17.6万〜27.3万円)
  • 外食(バーランチ):10〜15ポンド(1,950〜2,925円)
  • バスの月額パス:約80〜100ポンド(15,600〜19,500円)

ブリストルはブリストル訛りが強く、聞き取りに苦労する在住者もいる。一方で「ブリストリアン」と呼ばれる地元住民の地元愛が強く、コミュニティへの溶け込みやすさを感じる人も多い。

仕事はロンドン以外でも見つかるか

ロンドン以外での仕事探しは以前より難しくなくなっている。テレワークの普及でロンドンの企業に雇用されながら地方都市に住むケースが増え、ローカルの求人市場も拡大している。ただし、日系企業や日本語関連の仕事はロンドンに集中しており、この点は正直に言って差がある。

英語で働くIT・エンジニア・医療・教育系のポジションなら、マンチェスター・リーズ・ブリストルいずれも求人が存在する。ロンドンの求人数には及ばないが、生活コストを差し引いた「実質的な豊かさ」で比べると、地方都市の方が優位になるケースは少なくない。

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