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英国の「ガーデンパーティ」は庭さえあれば誰でもできる——夏の社交と気候への賭け

英国の夏の社交の場の一つがガーデンパーティ。バッキンガム宮殿の公式行事から、近所の庭でのバーベキューまで幅広い文化だ。天候が常に不確かな国でなぜ屋外パーティが盛んなのかを解説する。

2026-07-26
ガーデンパーティ英国の夏社交文化

この��事の日本円換算は、1GBP≒197円で計算してい���す(2026年5���時点)。為替は変動するので、現地通貨の金額を基準にしてください。

英国の夏はいつ雨が降るかわからない。7月でも曇りで気温15度、という日はある。それでも英国人はガーデンパーティを計画し、「もし雨が降ったら」という話もせずに当日を迎える。

雨が降れば傘を差してそのまま続ける。あるいは室内に移動するか、軒先に入る。それで「パーティが台無し」とはならない。天候への適応が前提に組み込まれている。

バッキンガム宮殿のガーデンパーティ

英国で最も格式高い��ーデンパーティは、バッキンガム宮殿で毎年夏に開催される王室主催のものだ。毎年3〜4回開催され、各回約8,000人が招待される。

招待状は様々なルートで発行される。政府省庁の推薦、慈善活動への貢献、地域コミュニティへの貢献などが基準とされる。着飾って参加し、テントの下でサンドイッチやスコーンを食べ、王族と同じ庭にいるというこの体験が「栄誉」として機能している。

招待状を受け取った場合のドレスコードは「スマートカジュアルかそれ以上」で、帽子(特に女性)が推奨されている。

一般家庭のガーデンパーティ

庶民のガーデンパーティはもっとシンプルだ。庭でバーベキュー、ワインやビール、安いサマーキャリーから出したプラスチックグラス——で十分「ガーデンパーティ」が成立する。

英国の多くの住宅(特に住宅街の戸建て・テラスハウス)には裏庭(back garden)があり、夏になると屋外で過ごす時間が増える。バーベキューグリルは一家に一台という世帯が多い。

「うちで庭のパーティするけど来る?」という誘いは、英国の人間関係において比較的軽いカジュアルな誘いの一つだ。持ち寄りで何か飲み物か食べ物を持参するのが暗黙の習慣。

在英日本人がガーデンパーティに呼ばれたら

庭付き物件に住む英国人の知人・同僚がいれば、夏に「garden party」や「BBQ」に招待されることがある。

何を持っていくか迷う場合は、ワインかビールが最も無難だ。ノンアルコールの場合は炭酸水やレモネードでも喜ばれる。日本のお菓子(ポッキーや抹茶チョコレート等)を持参すると話のきっかけになることが多い。

屋外で立ちながら会話するスタイルは日本のパーティ文化と少し違うと感じるかもしれない。テーブルや椅子が足りないのは「そういうもの」だ。飲み物を持ちながら歩き回り、様々な人と短い会話を重ねる——これがガーデンパーティの本来のリズムだ。

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