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英国移民ポイント計算——必要スコアと職種リストの現実

英国のポイントベース移民制度(PBS)の仕組みと、Skilled Worker Visaに必要な条件を整理。給与基準・職種リスト・スポンサー要件を具体的に解説します。

2026-04-27
イギリスビザ移民就労ビザSkilled Worker

この記事の日本円換算は、1GBP≒195円で計算しています(2026年4月時点)。

英国のビザ制度は2021年のBrexit以降、EU市民も含め全員が同じポイントベース移民制度(PBS)の対象となった。在英日本人にとっては、制度が統一されたことで比較的シンプルになったが、条件は年々厳しくなっている。

Skilled Worker Visaの基本構造

最もメインとなる就労ビザはSkilled Worker Visaだ。申請に必要な「ポイント」は以下の組み合わせで構成される。

  • スポンサーとなる英国雇用主(認定スポンサー):20ポイント
  • 求められるスキルレベルの職種(RQF Level 3以上):20ポイント
  • 英語能力:10ポイント

これだけで50ポイントに達し、これが最低基準となる。次に給与条件を満たす必要がある。

給与基準(2024年改定後)

2024年4月の制度改定で、一般職種の最低給与要件が引き上げられた。原則として年間£38,700(約754万円)以上、または職種ごとの「職種別最低賃金」のいずれか高い方が適用される。これ以前は£26,200だったため、約48%の引き上げとなった。

「不足職種リスト(Shortage Occupation List)」に掲載された職種は給与要件が低く設定されていたが、2024年の改定でこの優遇も縮小された。現在は「Immigration Salary List」に改称され、従来よりも対象職種と割引率が絞られている。

日本人が多く利用するルート

エンジニア、金融、ITコンサルなど給与水準が高い職種では新基準を満たしやすい。一方でシェフや介護士など従来「不足職種」として緩和されていた職種は条件が厳しくなった。

スポンサー雇用主を持たない場合は、Global Talent VisaやHigh Potential Individual Visa(HPI)が選択肢になる。HPIは世界上位50大学の卒業生を対象とした比較的新しいビザで、スポンサーなしで2年間働ける。対象大学リストは毎年更新される。

ビザ申請費用もチェックが必要だ。Skilled Worker Visaの申請料は滞在期間によって異なるが、3年超の場合は£1,000以上(約19.5万円以上)になる。加えて、Healthcare Surcharge(NHS利用料)として年間£1,035(約20万円)が求められる。

制度は変更が頻繁なため、英国内務省(Home Office)の公式サイトで最新情報を確認することを勧める。

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