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スコットランド(エディンバラ・グラスゴー)に住む——ロンドンと何が違うか

イギリス在住というとロンドンが前提になりがちだが、エディンバラ・グラスゴーに住む在住日本人も存在する。生活費・気候・医療・仕事・コミュニティの違いを比較。

2026-04-16
スコットランドエディンバラグラスゴーイギリス生活地方都市

この記事の日本円換算は、1GBP≒195円で計算しています(2026年4月時点)。

イギリス在住というとロンドンの話になりがちだが、エディンバラ・グラスゴーに住む在住日本人も一定数いる。大学・研究機関・バイオテクノロジー企業・金融系(エディンバラは欧州有数の金融センター)が雇用を生んでいるためだ。

エディンバラの特徴

スコットランドの首都。城・旧市街・フリンジフェスティバルで知られるが、生活拠点としてはどうか。

生活費: ロンドンより15〜25%程度安い。家賃は特に差が大きく、市内中心部の1BRが800〜1,400GBP/月(156,000〜273,000円)程度。ロンドン同等物件の半額〜2/3が目安だ。

気候: 「寒い・雨が多い・霧が出る」が事実。年間平均気温は約9〜10℃(出典:Met Office)。夏でも20℃を超える日は多くなく、常時薄手のジャケットが必要だ。日光が少ないことによる「冬季うつ(SAD:季節性感情障害)」は在住者の間で話題になることがある。

大学都市: エジンバラ大学・ヘリオット・ワット大学等があり、留学生・研究者が多い。日本人留学生も一定数いる。

グラスゴーの特徴

スコットランド最大の都市。エディンバラより庶民的で産業都市的な雰囲気がある。

生活費: エディンバラより若干安い。中心部の1BR: 700〜1,200GBP/月が目安。

雇用: 医療(NHS Greater Glasgow and Clyde)・テクノロジー・クリエイティブ産業が多い。

アクセント: グラスゴー訛りは英語圏でも「聞き取りにくい」と言われるほど強い。慣れるまで時間がかかる。

ロンドンとスコットランドの実質的な違い

NHS利用: スコットランドのNHSはイングランドのNHSとは別組織(NHS Scotland)で、一部政策が異なる。薬の処方箋料金が無料(出典:NHS Scotland)という点はイングランドと異なる大きな違いだ。

スコットランド独立問題: 2014年の独立住民投票は否決されたが、再投票の議論が続いている。長期在住の場合、将来的な政治的変化が生活に影響する可能性が残る。

交通: ロンドン〜エディンバラは新幹線相当(Avanti West Coast等)で約4.5〜5時間。飛行機で約1時間15分。格安航空会社(Ryanair等)を使えばロンドン往復が安くなる場合がある。

在住日本人コミュニティ

エディンバラ・グラスゴーの日本人コミュニティはロンドンより小さいが、在英日本人協会のスコットランド支部や大学の日本語学習サークル等を通じてつながれる。

「ロンドンより物価が安く、自然が近い」「混雑が少ない」というのがスコットランドを選ぶ在住日本人の多数派の理由だ。一方で「仕事の選択肢が少ない」「冬の暗さが辛い」という声も多い。ロンドンに集中しすぎない選択肢として、検討する価値はある。

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