英国の大学寮は「当たり外れ」が大きい——学生住居の現実と選び方
英国の大学の学生寮は1年目保証が多いが、品質・費用は大学・都市によって差がある。民間学生寮、シェアハウスも含め、英国大学進学・留学の住居選びを解説する。
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英国の大学は多くの場合、1年次学生に学生寮(Halls of Residence)を保証している。ただし「保証」はあくまで「部屋を用意する」という意味であり、品質・立地・費用は大学ごと、建物ごとに大きく異なる。
「寮に入ったら年間費用が日本より高くなった」「キャンパスから遠かった」「シャワーの数が全然足りなかった」——よく聞く話だ。
学生寮の種類と費用
英国大学の学生寮は大きく分けて「エンスイート(個室+バス・トイレ付き)」と「シェアドバスルーム(バス・トイレ共用)」がある。
費用は都市と大学によって異なる。ロンドンの大学のエンスイートは週£250〜£350(約49,250円〜68,950円)程度になることがある。地方大学は週£100〜£180(約19,700円〜35,460円)程度が多い。
年間費用に換算すると(通常40週程度の契約)、ロンドンでは£10,000〜£14,000(約197万円〜276万円)程度が寮費になる。学費(国際学生は£15,000〜£35,000程度)と合わせると、ロンドンの大学に通う費用はかなり高い。
民間学生寮の台頭
Unite Students、iQ Student Accommodation、Nodo、Urbanestなど民間の学生向けアパートメント会社が多くの都市に展開している。
設備が新しく、ジム・共用ラウンジ・屋上テラスなど充実している場合が多いが、費用は大学寮より高いことが多い。週£200〜£400(約39,400円〜78,800円)程度が多い。
「大学の寮が希望通りに取れなかった」場合や、「2年次以降の住居」として民間学生寮は選択肢になる。
2年次以降はシェアハウスが多い
英国の大学生は2年次から多くがシェアハウス(HMO: House in Multiple Occupation)に移る。4〜6人で一軒家を借りる形だ。
費用は個人室換算で週£70〜£150(約13,790円〜29,550円)程度になる場合が多く、学生寮より安い。ただし光熱費・インターネット別途、不動産エージェントへのデポジット、保証人(Guarantor)が必要なケースがある。
国際学生の場合、保証人として英国在住の英国市民が求められることがある。これが得られない場合は保証人代行サービス(Unipol Student Homes等)を使う選択肢がある。
在英子弟・留学生の親へ
日本から英国の大学に進学または留学する場合、住居探しは4〜6月頃から始めるのが一般的だ。早めに動くほど選択肢が広がる。
大学の国際学生オフィス(International Office)に相談するのが最初のステップとして有効だ。