香港の気候|湿度・台風・冬の寒さ、日本人が驚く季節感
香港の気候を季節ごとに解説。湿度・台風シーズン・意外に寒い冬・黄砂など、日本人が戸惑いやすい気候の特徴と対策をまとめました。
この記事の日本円換算は、1HKD≒19.5円で計算しています(2026年4月時点)。為替は変動するので、現地通貨(HKD)の金額を基準にしてください。
「香港は一年中暑い」と思って移住すると、最初の冬に驚きます。1月の香港は気温10〜14℃まで下がり、湿度が高いため体感温度はさらに低い。日本の東北並みの服が必要になる日もあります。香港の気候は「亜熱帯」という一言では語れません。
月別気候の概要
| 月 | 平均気温 | 特徴 |
|---|---|---|
| 1〜2月 | 14〜18℃ | 最も寒い時期。冷たい北風が吹く。霧が多い |
| 3〜4月 | 18〜24℃ | 春霞・霧雨が続く「濕濕哋(湿湿地)」の季節 |
| 5〜6月 | 26〜30℃ | 梅雨・大雨シーズン開始。台風シーズン始まり |
| 7〜9月 | 28〜33℃ | 最も暑く台風が多い。猛烈な湿気 |
| 10〜11月 | 22〜27℃ | 最も過ごしやすい「秋晴れ」シーズン |
| 12月 | 16〜22℃ | 乾燥し始め、過ごしやすい |
(気温はHong Kong Observatory発表の平均値を参照)
春:「濕濕哋」の憂鬱
3〜4月は香港人が最も嫌う季節かもしれません。「濕濕哋(サップサップデイ)」という言葉があるほど、この時期の湿気は独特です。室内の壁・床・鉄製品が結露し、洗濯物が乾かず、カビが発生しやすくなります。
除湿機は香港家庭の必需品。日本から移住する際に持ち込む人も多いです。
夏:台風と猛暑
台風シーズンは5月〜11月で、ピークは8〜9月です。台風シグナルのシステムは別記事で詳しく解説していますが、シグナル8以上で公共交通が停止し、在宅勤務・休校になります。
真夏の体感温度は38〜40℃以上になることもあります。ただし、香港のオフィスや商業施設のエアコンは効きすぎるくらい強い。長袖カーディガンを常備しないと、室内で寒さを感じることになります。
冬:暖房がない家が多い
香港の住宅は「暖房設備がない」ことが多いです。理由は単純で、夏が長く冬が短い気候のため、エアコン(冷房)はあっても暖房は設計に含まれていないことがほとんどです。
ただし近年は暖房機能付きエアコンが普及してきており、新築物件では設置されていることもあります。冬の対策はヒーター・電気毛布・衣類で対応するのが現実的です。
黄砂・大気汚染
春を中心に中国大陸からの黄砂・PM2.5が香港に流れ込むことがあります。香港環境保護署が提供する「空気質量健康指數(AQHI)」を確認する習慣をつけると、外出・運動の判断に役立ちます。
10月・11月:香港のベストシーズン
多くの在住者が「香港で一番いい季節」と口を揃えるのが10〜11月。台風が去り、気温が下がり、空気が澄んでくる。この時期のビクトリアハーバー越しの景色は格別です。香港マラソン(毎年2月)の練習を始める人が多くなるのもこの頃です。