香港の日本人学校・インター校——九龍から香港島まで、子どもの教育環境を整える
香港日本人学校(小学部・中学部)の学費・場所から、ESF系インター・ドイツ系・フランス系インター校比較、日曜補習校まで。香港在住の日本人家庭の教育選択肢を整理。
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香港で子どもの学校を選ぶとき、まず突き当たるのが「場所の問題」。
香港は九龍・香港島・新界に分かれており、通勤先・住まいのエリアと学校のエリアのバランスを取る必要がある。特に日本人学校は複数キャンパスが点在しているため、住む場所を決める前に学校の場所を確認しておくと動きやすい。
香港日本人学校
概要
文部科学省の認定を受けた在外教育施設。香港に複数のキャンパスがある。
| キャンパス | 学部 | エリア |
|---|---|---|
| 九龍校(小学部) | 小学部(一部年次) | 九龍塘(Kowloon Tong)エリア |
| 香港校(小学部・中学部) | 小学部・中学部 | 香港島・薄扶林(Pok Fu Lam)エリア |
| 赤柱校(スタンレー校) | 小学部(一部)※校舎の配置は変動があるため要確認 | 赤柱(Stanley)エリア |
※ キャンパスの学年配置・定員は変更になることがあるため、最新情報は香港日本人学校の公式サイトで確認すること。
学費(年額目安)
| 学部 | 年額目安 |
|---|---|
| 小学部 | HKD 50,000〜90,000(約100〜180万円)程度 |
| 中学部 | HKD 60,000〜100,000(約120〜200万円)程度 |
※ スクールバス代・教材費・諸費用は別途。会社の教育補助でカバーされる場合は確認しておく。
特徴
- 日本語でのフルカリキュラム。文部科学省学習指導要領に準拠
- 帰国後、日本の同学年に編入しやすい
- 英語授業あり(週2〜4コマ程度)
- 広東語授業も一部組み込まれている
- 日本人コミュニティとのネットワークが形成されやすい
ESF(英語学校財団)系インターナショナルスクール
ESF(English Schools Foundation)は香港政府が設立に関与した非営利インターナショナルスクール財団。香港島・九龍・新界に複数の学校を運営している。
主要校
| 学校名 | 学年 | エリア |
|---|---|---|
| Quarry Bay School(QBS) | 小学部(1〜6年) | 香港島・鰂魚涌(Quarry Bay) |
| South Island School(SIS) | 中高(11〜18歳相当) | 香港島・黃竹坑(Aberdeen) |
| Island School | 中高 | 香港島・渣甸山(Jardine's Lookout) |
| King George V School(KGV) | 中高(幼稚園〜) | 九龍・何文田(Ho Man Tin) |
| Beacon Hill School | 小学部 | 九龍・九龍塘 |
特徴
- 英語教育中心。IB(国際バカロレア)ディプロマプログラム(DP)に対応している学校もある
- ESF加盟校の年間学費目安: HKD 80,000〜130,000程度(約160〜260万円)
- 政府から補助金が出るため、他の完全私立インターより学費が抑えられる
- 待機リストが発生することがある。特に人気の小学部は早めに問い合わせを
ヨーロッパ系インターナショナルスクール
German Swiss International School(ドイツスイス国際学校)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 香港島・渣甸山(Jardine's Lookout) |
| 学年 | 幼稚園〜12年生 |
| 言語 | ドイツ語セクションと英語セクションが分かれている |
| 年間学費目安 | HKD 130,000〜200,000程度(約260〜400万円) |
英語セクションのみへの入学も可能。ドイツ本国への帰国・進学を見据えるファミリーに選ばれることが多い。
French International School de Hong Kong(フランス国際学校)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 香港島・銅鑼湾(Causeway Bay)ほか複数キャンパス |
| 学年 | 幼稚園〜バカロレア(French Baccalauréat) |
| 言語 | フランス語が主。英語・中国語も |
| 年間学費目安 | HKD 90,000〜160,000程度(約180〜320万円) |
フランス語教育を優先する家庭向け。英語セクションへの申請も可能な場合がある。
香港のローカル学校(広東語・普通話が前提)
香港の公教育(地元の小中学校)は広東語・普通話が主体。ほとんどの科目が中国語で教えられる。
| 特徴 | 内容 |
|---|---|
| 授業言語 | 広東語または普通話(英文學校は英語) |
| 費用 | 公立は基本無償(教材費等は自己負担) |
| 入学条件 | 居住地の学区に基づく |
広東語をゼロから始める子どもがローカル校に入るのは現実的に難しい。ただし英文學校(EMI: English as Medium of Instruction)であれば英語で学べる科目が多い。
香港在住が長期にわたり、子どもが就学前から香港で育っている場合に有力な選択肢になる。
日本語補習授業校(日曜補習学校)
香港には日本語補習授業校が複数ある。週1回(主に日曜日)の開校で、インター校やローカル校に通いながら日本語・算数を学ぶ場として機能している。
| 特徴 | 内容 |
|---|---|
| 開校日 | 週1回(主に日曜日) |
| 授業内容 | 国語・算数を中心とした日本語教育 |
| 対象 | インター校またはローカル校在籍の子ども |
| 費用 | 月 HKD 500〜1,500程度(学校により異なる) |
ESF・ドイツスイス校等の英語系インターに通いながら日曜補習校で日本語力を維持する、というパターンが香港在住の日本人家庭の定番。
選択の目安
| 状況 | 推奨 |
|---|---|
| 帰国予定あり・小中学生 | 香港日本人学校 |
| 英語教育優先・コスト抑えたい | ESF系(Quarry Bay、Beacon Hill等) |
| 英語+IB・国際基準 | ESF系(South Island、KGV等) |
| ドイツ・フランス本国への進学 | ドイツスイス校・フランス国際学校 |
| 長期定住・広東語習得優先 | 英文學校(EMI)のローカル校+補習校 |
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