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教育・子育て

香港の日本人学校・インター校——九龍から香港島まで、子どもの教育環境を整える

香港日本人学校(小学部・中学部)の学費・場所から、ESF系インター・ドイツ系・フランス系インター校比較、日曜補習校まで。香港在住の日本人家庭の教育選択肢を整理。

2026-04-05
日本人学校インター校教育香港ESF九龍香港島

この記事の日本円換算は、1HKD≒20円で計算しています(2026年3月時点)。為替は変動するので、現地通貨(HKD)の金額を基準にしてください。

香港で子どもの学校を選ぶとき、まず突き当たるのが「場所の問題」。

香港は九龍・香港島・新界に分かれており、通勤先・住まいのエリアと学校のエリアのバランスを取る必要がある。特に日本人学校は複数キャンパスが点在しているため、住む場所を決める前に学校の場所を確認しておくと動きやすい。


香港日本人学校

概要

文部科学省の認定を受けた在外教育施設。香港に複数のキャンパスがある。

キャンパス学部エリア
九龍校(小学部)小学部(一部年次)九龍塘(Kowloon Tong)エリア
香港校(小学部・中学部)小学部・中学部香港島・薄扶林(Pok Fu Lam)エリア
赤柱校(スタンレー校)小学部(一部)※校舎の配置は変動があるため要確認赤柱(Stanley)エリア

※ キャンパスの学年配置・定員は変更になることがあるため、最新情報は香港日本人学校の公式サイトで確認すること。

学費(年額目安)

学部年額目安
小学部HKD 50,000〜90,000(約100〜180万円)程度
中学部HKD 60,000〜100,000(約120〜200万円)程度

※ スクールバス代・教材費・諸費用は別途。会社の教育補助でカバーされる場合は確認しておく。

特徴

  • 日本語でのフルカリキュラム。文部科学省学習指導要領に準拠
  • 帰国後、日本の同学年に編入しやすい
  • 英語授業あり(週2〜4コマ程度)
  • 広東語授業も一部組み込まれている
  • 日本人コミュニティとのネットワークが形成されやすい

ESF(英語学校財団)系インターナショナルスクール

ESF(English Schools Foundation)は香港政府が設立に関与した非営利インターナショナルスクール財団。香港島・九龍・新界に複数の学校を運営している。

主要校

学校名学年エリア
Quarry Bay School(QBS)小学部(1〜6年)香港島・鰂魚涌(Quarry Bay)
South Island School(SIS)中高(11〜18歳相当)香港島・黃竹坑(Aberdeen)
Island School中高香港島・渣甸山(Jardine's Lookout)
King George V School(KGV)中高(幼稚園〜)九龍・何文田(Ho Man Tin)
Beacon Hill School小学部九龍・九龍塘

特徴

  • 英語教育中心。IB(国際バカロレア)ディプロマプログラム(DP)に対応している学校もある
  • ESF加盟校の年間学費目安: HKD 80,000〜130,000程度(約160〜260万円)
  • 政府から補助金が出るため、他の完全私立インターより学費が抑えられる
  • 待機リストが発生することがある。特に人気の小学部は早めに問い合わせを

ヨーロッパ系インターナショナルスクール

German Swiss International School(ドイツスイス国際学校)

項目内容
所在地香港島・渣甸山(Jardine's Lookout)
学年幼稚園〜12年生
言語ドイツ語セクションと英語セクションが分かれている
年間学費目安HKD 130,000〜200,000程度(約260〜400万円)

英語セクションのみへの入学も可能。ドイツ本国への帰国・進学を見据えるファミリーに選ばれることが多い。

French International School de Hong Kong(フランス国際学校)

項目内容
所在地香港島・銅鑼湾(Causeway Bay)ほか複数キャンパス
学年幼稚園〜バカロレア(French Baccalauréat)
言語フランス語が主。英語・中国語も
年間学費目安HKD 90,000〜160,000程度(約180〜320万円)

フランス語教育を優先する家庭向け。英語セクションへの申請も可能な場合がある。


香港のローカル学校(広東語・普通話が前提)

香港の公教育(地元の小中学校)は広東語・普通話が主体。ほとんどの科目が中国語で教えられる。

特徴内容
授業言語広東語または普通話(英文學校は英語)
費用公立は基本無償(教材費等は自己負担)
入学条件居住地の学区に基づく

広東語をゼロから始める子どもがローカル校に入るのは現実的に難しい。ただし英文學校(EMI: English as Medium of Instruction)であれば英語で学べる科目が多い。

香港在住が長期にわたり、子どもが就学前から香港で育っている場合に有力な選択肢になる。


日本語補習授業校(日曜補習学校)

香港には日本語補習授業校が複数ある。週1回(主に日曜日)の開校で、インター校やローカル校に通いながら日本語・算数を学ぶ場として機能している。

特徴内容
開校日週1回(主に日曜日)
授業内容国語・算数を中心とした日本語教育
対象インター校またはローカル校在籍の子ども
費用月 HKD 500〜1,500程度(学校により異なる)

ESF・ドイツスイス校等の英語系インターに通いながら日曜補習校で日本語力を維持する、というパターンが香港在住の日本人家庭の定番。


選択の目安

状況推奨
帰国予定あり・小中学生香港日本人学校
英語教育優先・コスト抑えたいESF系(Quarry Bay、Beacon Hill等)
英語+IB・国際基準ESF系(South Island、KGV等)
ドイツ・フランス本国への進学ドイツスイス校・フランス国際学校
長期定住・広東語習得優先英文學校(EMI)のローカル校+補習校

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