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香港で子供を育てる——学校選びの現実(インター・日本人学校・ローカル校)

香港在住外国人が子供の学校選びで直面するのは「インター校・日本人学校・ローカル校」の三択だ。それぞれの費用・特徴・入学難易度・在住目的との相性を整理する。

2026-04-12
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この記事の日本円換算は、1HKD≒20円で計算しています(2026年4月時点)。

香港で子供を育てる日本人が最初に直面するのが学校選択だ。本国帰任を念頭に置く駐在員家庭と、長期定住を考えるファミリーでは、最適な選択が変わってくる。

3つの選択肢

日本人学校

香港日本人学校は香港島(小学部・中学部)と九龍(小学部)に校舎がある。日本の学習指導要領に基づいた教育を受けられるため、日本への帰国後のスムーズな復学が可能だ。

  • 授業料: 月額HKD 5,900〜7,200程度(約11.8万〜14.4万円)
  • 入学資格: 日本国籍または日本語能力がある外国籍の子供
  • 定員: 待機リストが生じる学年・時期がある
  • 利点: 帰国後の受験を視野に入れた学習。日本語環境の維持

インターナショナルスクール

香港にはIB(国際バカロレア)・British・Americanカリキュラムを提供するインター校が多数あり、外国人家庭の選択肢として最も幅広い。

費用は学校・学年によって大きく異なる:

  • 年額HKD 10万〜25万(約200万〜500万円)が多い水準
  • 入学金・施設費・活動費別途

主要インター校(英国系): キングジョージV(KGV)、セントスティーブンズ、ドラゴン等。人気校は申込者が定員を大幅に超え、入学面接・選考がある。申込は希望入学の1〜2年前から必要なことも多い。

会社が学費全額補助(Education Allowance)を提供する駐在員ポジションなら費用は自己負担なしで済む。自費の場合は年200万〜500万円の支出となり、家計への影響は大きい。

ローカル校(香港政府系学校)

香港市民の通う一般的な学校で、授業は広東語・普通話・英語の混在。外国人がローカル校に入れるケースは限られる(香港の永久居民権取得家庭等)。

日本人の選択肢としてはほぼ現実的でないが、長期定住・香港ID取得後のファミリーには選択肢になる。授業料は政府補助で実質無料に近い。

選び方の基準

帰国予定がある(3〜5年以内)
→ 日本人学校一択に近い。帰国後のカリキュラム継続性を重視するなら最も安全な選択だ。

長期定住・帰国予定なし
→ インター校が現実的。子供が英語教育を受けながら国際的なキャリアを視野に入れる場合に向いている。

インター校費用が負担できない自費家庭
→ 日本人学校の選択が経済的には理にかなっている。ただし英語力の成長は限定的になる。

実態として

香港在住の日本人家庭では、駐在員はインター校(会社全額負担)または日本人学校が多い。自費居住者は日本人学校の利用率が高い。

どの選択も「正解」ではなく、家族の生活計画・経済状況・子供の年齢と性格次第だ。学校選びは香港移住を決断する前に、具体的な費用と入学タイミングを調べておくことを強くすすめる。

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