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エクスパット・パッケージが消えていく——香港駐在の「特権」の終焉

かつての香港駐在は住宅手当・学費補助・帰省費用が付く「パッケージ型」が当たり前だった。企業コスト削減と在地採用の増加で、その時代が終わりつつある現実。

2026-06-26
駐在エクスパット国際キャリア

この記事の日本円換算は、1HKD≒19.5円で計算しています(2026年5月時点)。為替は変動するので、現地通貨の金額を基準にしてください。

2000年代まで、香港に赴任する外国人エクスパット(駐在員)には手厚い「エクスパット・パッケージ」が用意されていた。

住宅手当(月3万〜10万 HKD(585,000円〜195万円))・子供の国際学校学費補助・年1〜2回の帰省費用・引越し費用・ハードシップアローワンス(困難地手当)——これら全てが「当たり前」だった時代がある。

パッケージ縮小の背景

2008年のリーマンショック前後から、多国籍企業はエクスパット・パッケージの見直しを始めた。主な理由は以下だ。

コスト圧力: 香港の住宅費・国際学校費は世界最高水準で、一人の駐在員の総パッケージコストが年間500万〜1,000万円超になることもあった(推定)。

現地採用の充実: 香港生まれの英語・中国語バイリンガル人材が増え、外国から人を連れてくる必要性が低下した。

「ローカライズ型」パッケージ: エクスパット・パッケージから現地採用水準に近づけた「ローカル・プラス」パッケージへの移行が進んだ。

現在のリアル

現在、香港に着任する外国人が全員手厚いパッケージを受け取っているわけではない。特に若年層・スタートアップ系・フィンテック系では、現地採用に近い条件での就業が増えている(推定)。

日系企業はまだ比較的手厚いパッケージを維持しているケースが多いが(推定)、条件は会社・ポジション・時期によって大きく異なる。

香港に駐在・移住を検討する際は、「かつての駐在の話」を前提にしないことが重要だ。

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