文化・社会構造の分析
南丫島(ラマ島)——香港人が週末に「都会を逃げる」離島の魅力
フェリーで25分、南丫島(ラマ島)は香港の「別の顔」だ。漁村・徒歩・シーフードレストラン——超高密度都市に隣接するスローライフな島の現実を探る。
2026-06-16
南丫島離島ライフスタイル
この記事の日本円換算は、1HKD≒19.5円で計算しています(2026年5月時点)。為替は変動するので、現地通貨の金額を基準にしてください。
香港中環(セントラル)の埠頭から、フェリーで約25分。南丫島(ラマ島、ラマドー)に着くと、空気が変わる。
摩天楼がなく、コンビニが少なく、バスが走っていない。路地を歩けばおじさんが縁台に座って新聞を読んでいる。週末になると徒歩ハイキングを楽しむ香港人と、シーフードを目当てにやってくる家族連れで賑わう。
南丫島の二つの顔
島の北側「榕樹灣(ヨンシューワン)」と南側「索罟灣(ソークウォワン)」の二つの村が、フェリーの発着点だ。
榕樹灣は欧米系の外国人居住者が多く、英語が通じるカフェ・バー・自然食品店が集まる。シーフードレストランが立ち並ぶ海沿いには、夜になると漁火が並ぶ。
索罟灣はより地元感が強く、漁師の網が干されていたりする。
ハイキングコース
二つの村をつなぐトレッキングルートは約1時間。途中に九流排灣(チョウラオワン)の美しいビーチがある。軽装で歩けるルートだが、夏の暑さと湿気は舐めてはいけない。
電力発電所のある島
南丫島の一角には香港電力(China Light & Power、CLP)の発電所がある。こんなのどかな島に香港の重要インフラが集まっているのは、「都心に隣接しているが都心ではない」という離島の地理的性格を活用した結果だ。
太陽光パネルの設置など再生可能エネルギーへの転換も進んでおり(推定)、南丫島は香港のエネルギー転換の現場でもある。
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