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香港の新就労制度:高端人才通行証(Top Talent Pass)の実態と使い方

2022年に導入された香港の「高端人才通行証(TTPS)」は、優秀な外国人材を引き込むための新ビザ制度だ。条件・取得プロセス・メリット・注意点を整理する。

2026-07-17
ビザ高端人才通行証TTPS移住就労許可

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2022〜2023年にかけて香港の人口が減少した。特に外国人駐在員・高スキル人材の流出が続き、香港政府は2022年10月、人材誘致のための新ビザ制度「高端人才通行証計畫(Top Talent Pass Scheme, TTPS)」を導入した。

高端人才通行証(TTPS)とは

香港で就労許可を取得せずに入境・滞在でき、就職活動や事業設立ができる特別ビザ制度。最初の2年間は雇用主なしで有効で、その後延長・身分変更が可能。

申請条件

TTSPには2つのカテゴリがある。

カテゴリA(高収入要件)
申請前の1年間に年収250万HKD(4,875万円)以上を得ていることが証明できる場合。

カテゴリB・C(学歴要件)
世界上位100大学(QS・Times等のランキング)から過去5年以内に卒業していること。カテゴリBは卒業後3年以上の就労経験、カテゴリCは経験不問(年間割り当て数10,000人程度)。

世界上位100大学には日本の東京大学・京都大学なども含まれることが多い(ランキングは年度によって変動)。

申請の流れ

  1. 入境事務処(Immigration Department)のオンラインポータルから申請
  2. 必要書類のアップロード(学歴証明・雇用証明・給与証明等)
  3. 審査(通常数週間〜数ヶ月)
  4. 承認後、香港入国時に実際のビザスタンプを取得

TTSPの期間と延長

初回承認:2年間有効。その間に就職・起業実績があれば追加2年延長可能。計4年後に永久居民(PR)申請資格につながる可能性がある(7年在住が条件)。

注意点

就職・起業のプレッシャー
TTSPは「入境後に就職・起業の実績を作る」ことが延長条件になる。2年間で実績が作れなければ延長が難しくなる可能性がある。

配偶者・子弟同伴
TTSPは配偶者・18歳未満の子を帯同できる。配偶者は就労可能な場合がある(要確認)。

制度の変更
TTSPは比較的新しい制度で、条件・割り当て・運用が変更されることがある。申請前に入境事務処の最新情報を確認することが必須。


TTSPは「まず来て、その後決める」ができる数少ないビザ制度だ。雇用主が決まってから動かなければならない従来の就労許可と異なり、自分のペースで香港での道を探せる。上位大学出身の若い世代にとっては、使いやすい制度だと言える。

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