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ジャカルタで子どもを育てる——インターナショナルスクール以外の選択肢と費用の現実

ジャカルタのインターナショナルスクールは年間500万円超もあるが、日本語補習校・地元私立校・ホームスクールなど複数の選択肢がある。在住家族の実態と費用比較を解説する。

2026-07-10
教育子育てインターナショナルスクールジャカルタ日本語教育

この記事の日本円換算は、1万IDR≒96円で計算しています(2026年5月時点)。為替は変動するので、現地通貨の金額を基準にしてください。

「ジャカルタで子育て」と聞いてまず浮かぶのはインターナショナルスクールの高額な学費だろう。確かに上位校は年間4,000万〜6,000万IDR(推定・学校によって差が大きい)以上になることもある。しかし選択肢はそれだけではない。

ジャカルタの主な学校選択肢

全日制インターナショナルスクール: 英語カリキュラム(IB、British、American等)。駐在員子弟が多い。会社の学費補助が出る場合に選ばれることが多い。

日本人学校(在インドネシア日本国大使館付属日本人学校): ジャカルタにあり、日本の文部科学省のカリキュラムに準拠した教育が受けられる。学費は比較的リーズナブルで、年間約150万〜200万IDR程度(推定、年度・学年により変動)が一般的と言われる。帰国後の日本の学校への再適応がしやすいのが利点だ。

日本語補習校: 現地のインターナショナルスクールや現地校に通いながら、週末だけ日本語教育を受けるスタイル。ジャカルタには複数の補習校がある。

現地の私立校(国際的カリキュラム採用校): インドネシア語と英語のバイリンガル教育を行う私立校。費用はフルインターより低い。インドネシアに長期定住する場合に選ばれる。

学費の現実

会社が全額負担する「学費補助あり」の駐在員はインターナショナルスクールを選びやすい。自費で就労している場合は、インターナショナルスクールの学費は大きな負担になる。

日本人学校の学費は他の選択肢より手頃な場合が多く、「日本の教育を維持したい、帰国を視野に入れている」家族に向いている。現地の私立校はコストを抑えながら英語教育も受けさせたい家族の選択肢になる。

子どもの言語習得

インターナショナルスクールに入れると英語力は伸びやすいが、インドネシア語は身につきにくい。現地校や補習校と組み合わせる家族もいる。

ジャカルタで生まれ育った子どもが「英語・インドネシア語・日本語の三言語話者」になるケースもある。言語環境としてはジャカルタは豊かだ。

子育て環境の日常

住む地域によって子育て環境は大きく変わる。南ジャカルタのプチ・インダー、クマン、スゥィータランドなどはインターナショナルスクールへのアクセスが良く、日本人家族が多い。こうした地域はプールやスポーツ施設を持つコンパウンドが多く、子どもの習い事環境も充実している。

心理的な課題

子どもが現地の文化と日本の文化の間で揺れることがある。日本へ一時帰国したときに「自分はどちらに属しているのか」という感覚を持つ子どもも出てくる。これは海外育ちの子ども全般に共通する課題で、「サードカルチャーキッズ」という概念で語られることが多い。長くジャカルタに住む日本人家族はこうした経験を持つ子どもの学校コミュニティを作り、互いに支え合っている。

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