Kaigaijin
海外在住日本人のメディア
旅行・観光

バタム島・ビンタン島——シンガポールから1時間のインドネシア

シンガポールからフェリーで50分〜1時間のバタム島・ビンタン島。在シンガポール日本人が週末に訪れるリゾートとしての実態と、長期滞在・移住の可能性を解説する。

2026-04-25
バタム島ビンタン島シンガポール近郊インドネシア週末旅行

この記事の日本円換算は、10,000IDR≒95円で計算しています(2026年4月時点)。

シンガポールのハーバーフロントターミナルからフェリーに乗ると、約50分でバタム島、約1時間でビンタン島に着く。どちらもインドネシア・リアウ諸島州に属する島だ。

シンガポール在住者にとって「最も手軽な海外」として定番化しており、週末にフラッと渡る人も多い。

バタム島の現実

バタム島はシンガポールに隣接した工業・商業の島で、製造業の工場が多く、都市的な開発が進んでいる。リゾート地というよりは生活の街という印象だ。

ショッピングモール・マッサージ・地元食堂——シンガポールより格段に安いサービスを求めて来るシンガポール人・外国人が多い。全身マッサージ1時間が10万〜15万IDR(950〜1,425円)、ローカル食堂のランチが2万〜5万IDR(190〜475円)程度。

シーフードレストランは特に人気で、エビ・魚・カニを大量にオーダーしてシンガポールの数分の一の値段で食べられる——それがバタム渡航の主目的という人も多い。

ビンタン島の特徴

ビンタン島はバタムより大きく、北岸にラグーナ・ビンタン・リゾートやビンタン・ラグーン・リゾートなど大型リゾートホテルが集まっている。ゴルフコース、プール、ビーチ——ファミリーやカップルのレジャー目的には向いている。

ホテルの宿泊費はシンガポールよりはるかに安い。週末2泊で1人4万〜12万円程度(ホテルグレードによる)の予算があれば、かなり快適なリゾート体験ができる。

ただし島内の交通は不便で、ホテル外に出るには車のチャーターが基本だ。ホテルの敷地外に出るとローカル度が高くなる——それを楽しめる人にとっては、その落差が面白い。

長期滞在・移住の可能性

リモートワーカーの中に「シンガポールの生活費は高いのでビンタンで暮らす」という選択をする人が出始めているが、実際には課題がある。

インターネット環境はホテルエリア以外では不安定なことが多く、医療・教育インフラはシンガポールに比べて格段に薄い。外国人向けの長期賃貸物件も限られている。「本格的に移住する」には現時点ではインフラが追いついていない。

週末の息抜き・短期バケーション先としての魅力は本物だ。シンガポールに2〜3年住んでいて「海のある場所でのんびりしたい週末」があれば、バタム・ビンタンは現実的な選択肢だ。

ビザについて

インドネシアはシンガポール国籍・日本国籍など多くの国籍に対して30日間のビザなし入国を認めている(2024年時点)。フェリーで入島する場合もパスポートが必要で、入国カードの記入が求められる。観光・レジャー目的ならこの30日無料ビザで十分だ。

コメント

読み込み中...