ジャカルタの生活費——屋台ナシゴレン IDR 15,000 から南ジャカルタの家賃まで
ジャカルタ(Sudirman・Kuningan・Kemang・BSD City)の生活費を解説。食費・住居費・交通費(Gojek/Grab)・通信費の実態と、現地採用・製造業駐在員別の月額支出目安。
この記事の日本円換算は、1USD≒155円(100IDR≒1円)で計算しています(2026年4月時点)。為替は変動するので、現地通貨(IDR)の金額を基準にしてください。
ジャカルタの物価は、「何を食べるか」「どこに住むか」で月の支出が3〜5倍変わる。
屋台でナシゴレン(チャーハン)を食べれば1食IDR 15,000〜25,000(約150〜250円)。Kemangや南ジャカルタのレストランでステーキを食べれば1食IDR 200,000〜500,000(約2,000〜5,000円)。物価が安い国というより、「選択肢の幅が広い国」と表現するほうが正確だ。
食費
ワルテグ・屋台(ローカル食堂)
「Warteg(ワルテグ)」はインドネシアの安食堂の定番。ご飯1杯+おかず2〜3品でIDR 15,000〜30,000(約150〜300円)。路上屋台でのナシゴレン・ミーゴレン(焼きそば)はIDR 15,000〜25,000(約150〜250円)が相場。
「Mie Goreng(ミーゴレン)」や「Nasi Padang(ナシパダン)」は日本人の口にも合いやすく、ローカル食堂を使いこなせると食費を大きく抑えられる。
モール・カフェ
ジャカルタ市内に大型ショッピングモールが多数あり、フードコートの充実度は東南アジアでも屈指。モール内フードコートはIDR 40,000〜80,000(約400〜800円)で食事が済む。
スターバックス・コーヒービーンはジャカルタ中心部に多数あり、コーヒー1杯IDR 60,000〜90,000(約600〜900円)程度。
日本食
スドルマン・クニンガン・スナヤン・アルカパツア(旧Artha Gading)などに日本食レストランが集中している。
| 食事の種類 | 費用目安 |
|---|---|
| ラーメン | IDR 80,000〜180,000(約800〜1,800円) |
| 定食・丼 | IDR 70,000〜150,000(約700〜1,500円) |
| 居酒屋・夜の外食 | IDR 150,000〜500,000(約1,500〜5,000円) |
| 回転寿司 | IDR 200,000〜400,000(約2,000〜4,000円) |
東南アジアの日本食の中でもジャカルタは質が高いと言われる。インドネシアに長く住む日本食シェフが多い。
自炊・スーパー
- Indomaret / Alfamart(コンビニ): 日用食材・飲み物は全国どこでも入手可能
- Transmart / Grand Lucky / Hero: 中〜高級スーパー。輸入食材も置いている
- Ranch Market: 輸入食材に強い高級スーパー。日本の調味料・食材が入手しやすい
日本食材の入手難易度は、シンガポールや東京ほど楽ではないが、ジャカルタ市内なら主要な調味料・食材は揃う。
住居費
ジャカルタのエリア別に家賃の目安を整理した。単位はUSD(外国人向けの高級物件はUSD建てが多い)。
サービスアパートメント・コンドミニアム(外国人向け)
| エリア | 1BR月額目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| Sudirman / SCBD(スドルマン) | USD 1,200〜3,000(約186,000〜465,000円) | ビジネス街中心部 |
| Kuningan(クニンガン) | USD 1,000〜2,500(約155,000〜387,500円) | 大使館・ビジネス街 |
| Kemang(ケマン) | USD 1,000〜2,500(約155,000〜387,500円) | 南ジャカルタ。外国人・日本人が多い |
| BSD City(バンテン州) | USD 800〜2,000(約124,000〜310,000円) | 西郊外の計画都市。製造業拠点に近い |
Kemangは南ジャカルタの外国人居住エリアの代表格。日本食レストラン・インターナショナルスクール・スーパーが集まり、日本人家族に人気が高い。
チカランやカラワンの工業団地に赴任する場合、ジャカルタ市内より東側に住む選択肢もある。スデーツィ(Cikarang Baru等)はIDR 8,000,000〜20,000,000(約80,000〜200,000円)/月程度の物件も見つかる。
交通費
Gojek・Grab(配車・フードデリバリー)
ジャカルタの移動の主役。スドルマンからクニンガンまで15分程度の距離でIDR 15,000〜30,000(約150〜300円)程度(渋滞で料金が変動)。
ジャカルタの交通渋滞は東南アジアでも有数の激しさ。ラッシュ時は同じ距離でも倍以上の時間・料金がかかることがある。オフピーク時間帯(午前7時前、午後14〜16時)の移動がスムーズ。
Gojekのバイクタクシー「GoRide」を使うと、渋滞を縫って移動できる。女性でも日中のGoRideを使う在住者は多い。
TransJakarta(バス)
ジャカルタ市内を走るBRT(バス高速輸送システム)。運賃はIDR 3,500(約35円)一律で、乗り換え可能。混雑するが、定住して生活に慣れてくると活用できる交通手段。
MRT Jakarta
2019年開業。現在は南北線(スドルマン方向〜ファタヒラ広場方向)が開通している。延伸工事が進んでおり、今後ネットワークが拡大予定。運賃はIDR 3,000〜14,000(約30〜140円)程度。
月の交通費目安
Gojek・Grab中心の生活だと月IDR 500,000〜2,000,000(約5,000〜20,000円)程度。会社の送迎(社有車・チャーター)が付く駐在員はこれよりかなり安い。
通信費
| キャリア | プランの目安 | 月額 |
|---|---|---|
| Telkomsel(テルコムセル) | プリペイドパッケージ(定期チャージ) | IDR 50,000〜150,000(約500〜1,500円) |
| XL Axiata | プリペイド / ポストペイド | IDR 50,000〜200,000(約500〜2,000円) |
| Indosat Ooredoo Hutchison(IOH) | プリペイド / ポストペイド | IDR 50,000〜150,000(約500〜1,500円) |
Telkomselはインドネシア全国のカバレッジが最も広い。ジャカルタ市内では3キャリアともほぼ問題なく使えるが、地方出張が多い場合はTelkomselが安定。
プリペイドで1ヶ月IDR 100,000〜200,000(約1,000〜2,000円)程度のパッケージを定期的にチャージするのが、通信費を抑えるシンプルな方法。
月額生活費の目安
現地採用(独身・ジャカルタ市内)
| 費用カテゴリ | 月額目安 |
|---|---|
| 住居(Kemang・1BR) | USD 1,200〜2,000(約186,000〜310,000円) |
| 食費(外食ミックス) | IDR 3,000,000〜6,000,000(約30,000〜60,000円) |
| 交通(Gojek中心) | IDR 800,000〜1,500,000(約8,000〜15,000円) |
| 通信費 | IDR 100,000〜200,000(約1,000〜2,000円) |
| 日用品・娯楽 | IDR 1,000,000〜3,000,000(約10,000〜30,000円) |
| 合計(目安) | 月250,000〜450,000円相当 |
インドネシアの現地採用の給与はエリア・職種・企業規模によって大きく異なる。外資系企業の場合でも、日本と同水準のIDR換算額にはならないケースが多い。生活費との見合いをよく確認したい。
製造業駐在員(チカラン・工業団地エリア)
住居は会社が手配する場合も多い。食費はジャカルタ市内より安く、交通費は会社の送迎があれば少なくなる。一方でジャカルタ市内へのアクセスに時間がかかる点はトレードオフ。
KAIスポット — みんなで作る現地情報
Kaigaijinでは、現地に住む日本人が実際に使っているスポット(レストラン・クリニック・美容室・不動産など)を国別に集めています。
「このクリニック、今も営業してる」「ここ、日本語対応なくなってた」——そういった一言が、次に来る人の役に立ちます。気づいたことがあれば、ぜひ情報を追加してください。