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インドネシアの運転免許証——外国人が現地免許を取得する流れ

インドネシアで外国人が運転免許(SIM)を取得する手続きを解説。国際免許の有効期限、SIM AとSIM Cの違い、POLRI(警察)での取得フロー、費用(IDR)、ジャカルタで免許なしで暮らす現実も整理。

2026-04-15
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インドネシアで車を運転する予定があるなら、現地免許(SIM)の取得は避けられない。国際免許で一時的に運転できる期間は限られており、長期滞在では現地免許が必要になる。ただしジャカルタなら、免許なしで生活できる選択肢もある。

国際免許での運転可能期間

インドネシアでは、有効な国際運転免許証(国際免許)と日本の国内運転免許証の両方を携帯することで、短期間の運転が認められる。ただしKITAS(在留許可)取得後は原則として現地免許の取得が義務になる。

入国後・KITAS取得後の猶予期間については法令の解釈・運用が変わることがあるため、最新情報をKITAS申請を担当した会社のHRか移民局に確認すること。「国際免許があればKITAS後でも大丈夫」は危険な思い込みになりうる。

SIMの種類

インドネシアの運転免許(Surat Izin Mengemudi、SIM)は用途別に分かれている。

種類対象
SIM A乗用車(最大重量3.5トン未満)
SIM B1大型乗用車・ミニバス(3.5トン以上)
SIM B2大型トラック・特殊車両
SIM Cバイク(最大250cc)
SIM C1バイク(250〜500cc)
SIM C2バイク(500cc超)
SIM D障害者向け

日常で外国人が取得するのは主にSIM A(乗用車)とSIM C(バイク)。両方が必要なら別々に取得する。

POLRI(警察)での取得フロー

現地免許の取得はSATPAS(Satuan Penyelenggara Administrasi SIM)と呼ばれる警察の運転免許センターで行う。

準備書類:

  • パスポート(原本+コピー)
  • KITAS(在留許可証)(原本+コピー)
  • 日本の運転免許証(原本+コピー)
  • 証明写真(カラー、規定サイズ)
  • 健康診断証明書(視力・色覚等。センター近くの指定クリニックで即日取得できることが多い)

手続きの流れ:

  1. SATPAS窓口に書類提出
  2. 健康診断(視力・色覚等の簡単なテスト)
  3. 筆記試験(インドネシア語または英語)
  4. 実技試験(コース内での走行テスト)
  5. 写真撮影・指紋登録
  6. SIM発行(即日または数日後)

試験の内容は比較的シンプルだが、インドネシア語の問題が多い。英語対応は施設によって異なる。問題集はオンラインで入手できるため、事前に確認しておくことを勧める。

実技試験の内容(SIM A)

SIM Aの実技試験は、コース内での次のような課題が中心になることが多い:

  • S字カーブ走行
  • 縦列駐車または車庫入れ
  • 急制動(急ブレーキ)
  • 坂道発進

コースの規定はSATPASによって異なる場合がある。試験前にコースを歩いて確認する機会があれば、活用すること。

費用の目安

費用項目目安(IDR)目安(円換算)
SIM A 新規取得(手数料)120,000約1,100円
SIM C 新規取得(手数料)100,000約930円
健康診断(コース外クリニック)25,000〜50,000約230〜465円
写真・コピー代10,000〜20,000約93〜186円

公式手数料は安い。ただし代行業者を利用する場合はサービス料が別途かかる(要確認)。

代行業者を使う駐在員も多い。書類の不備・試験の流れを任せられるメリットはあるが、費用は数倍になる。

有効期限と更新

SIMの有効期間は発行日から5年間。更新手続きも同じSATPASで行う(出典:Korlantas Polri公式サイト)。

有効期限が切れると失効扱いになり、新規取得と同じ手続きが必要になることがある。有効期限は早めに確認しておくこと。

ジャカルタのGojekがあれば免許不要という現実

本題の話をしておく。ジャカルタで暮らす外国人の多くは、実は日常的に車を運転していない。

Gojek(バイクタクシー・配車アプリ)とGrab(配車アプリ)があれば、ほぼあらゆる移動が手配できる。週末の渋滞を避けたいならGojek Carで手配できる。食事はGoFoodで届く。

運転免許が必要になるのは:

  • 郊外・地方に自家用車で行く機会がある
  • 会社から社用車の運転を求められる
  • 自分でバイク・車を所有したい

逆に、ジャカルタ中心部・南ジャカルタのエクスパットエリアで生活する人は、免許なしで2〜3年を過ごすことも珍しくない。

「取るべきか」の判断は、自分の生活スタイルと就労先の要件次第だ。取得を急がない場合でも、赴任初期に「手続きの場所と流れ」だけ把握しておくと、必要になったときに動きやすい。

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