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ジャカルタのコワーキング・スタートアップシーン

東南アジア最大規模のスタートアップエコシステムを持つジャカルタ。コワーキングスペースの使い方・主要エリア・費用・日本人起業家のリアルな声を在住者目線で紹介。

2026-04-24
スタートアップコワーキングジャカルタ起業テクノロジー

この記事の日本円換算は、10,000IDR≒95円で計算しています(2026年4月時点)。

ジャカルタのスタートアップシーンは静かに大きい。GoTo(GojekとTokopedia合併)・Traveloka・Bukalapakといったインドネシア発のユニコーンは東南アジア有数の規模に育ち、世界中の投資家とスタートアップ人材がジャカルタに目を向けている。

ジャカルタのスタートアップ集積エリア

スタートアップ・テック系企業が集まるエリアは主に3つだ。

南ジャカルタ(Kebayoran Baru・Menteng周辺): シングルオフィス・コワーキングが多い。Blok M・Sudirman周辺はカフェ文化も発達。

SCBD(Sudirman Central Business District): 金融・外資系企業が集中する金融街。スタートアップというよりは確立した企業向け。

BSD City(南タンゲラン): ジャカルタ西部の新興都市。iQONECT、Astra Digital、Tokopedia関連施設がある。渋滞を嫌うリモートワーカーが移住しているケースも多い。

コワーキングスペースの費用と選び方

ジャカルタのコワーキング市場は競争が激しく、選択肢が多い。

タイプ月額目安(IDR)日本円換算
ホットデスク(フレキシブル)500,000〜1,500,000約4,750〜14,250円
固定席(Dedicated desk)1,500,000〜3,000,000約14,250〜28,500円
個室オフィス(1〜2名)3,000,000〜8,000,000約28,500〜76,000円

WeWork・CoHive・EV Hive(旧Go-Work)が主要チェーン。WeWorkはGBKビル(ゲロラ・ブン・カルノ周辺)等に入居しており、国際基準の設備と英語サポートがある。

一日利用のデイパスは100,000〜200,000IDR(約950〜1,900円)程度で試せる。

日本人起業家・フリーランサーの実態

ジャカルタには日本人起業家・フリーランサーのコミュニティが存在する。規模はシンガポールやバンコクより小さいが、インドネシア市場に本腰を入れて参入しているプレイヤーがいる。

よく見られる業種:

  • 現地向けBtoB SaaS・HR tech
  • 日系企業のインドネシア進出支援(コンサルティング)
  • 食品・飲食チェーン展開
  • EC・越境販売

就労ビザ(KITAS)の取得にスポンサー企業が必要なことが制約になるが、自社法人(PT PMA: 外国資本企業)を設立して就労許可を取る日本人もいる。

スタートアップ文化のリアル

ジャカルタのスタートアップ文化は「熱量はあるが、ロジスティクスは大変」という表現が似合う。渋滞・停電(市外の場合)・インフラの不安定さは現実として存在するが、若い人口(中央値28歳)と急速に広がるデジタル化が市場の大きさを支えている。

「インドネシア市場に早く入りたい」という視点で来る日本人と、「ジャカルタで自分のビジネスを作りたい」という視点で来る日本人が混在しており、それぞれでコミュニティとの関わり方は変わる。

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