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インドネシアでプールは「泳ぐ場所」ではなく「集まる場所」として機能している

インドネシアのホテルや住宅コンパウンドのプールは、泳ぐためだけでなく社交・冷却・子どもの遊び場として使われる。プール文化の実態と在住者の活用法を解説する。

2026-07-27
プール生活習慣住環境コミュニティインドネシア

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ジャカルタの高級コンパウンド(ガテッドコミュニティ)を内覧すると、必ずと言っていいほどプールがある。写真には青いプールが映え、内覧担当者も誇らしそうに案内する。しかし実際に住んでみると、プールで本格的に泳いでいる人はほとんどいない。では誰がどう使っているか——それがインドネシアのプール文化の面白いところだ。

「体を冷やす場所」としてのプール

1年中30℃前後の気温が続くジャカルタで、プールは体温調節の道具として機能している。泳ぐのではなく、水に浸かって体を冷やすスタイルが多い。子どもは水をかけ合って遊び、大人はプールサイドのチェアに座りながら足を水につけて話している。

週末の社交の場

コンパウンドのプールは週末の午後になると、家族連れで賑わう場所になる。子どもを遊ばせながら保護者同士が話す——コミュニティの情報交換が自然に発生する空間だ。

ここで「PTAの活動情報」「近くに新しいレストランができた」「来月の停電予定」といった生活に直結した情報が回ることが多い。日本の公園の砂場と同じ機能を果たしている。

ホテルのプールデイユース

住宅にプールがない場合や、より大きなプールを使いたい場合、ジャカルタの大型ホテルはプールのデイユースサービスを提供している。1人50万〜100万IDR程度(推定・ホテルにより異なる)でプールと施設を1日使える場合がある。

バリ島のリゾートホテルはデイユースプランが充実しており、宿泊客でなくてもプールと食事がセットになったパッケージを購入できる場所もある。

スイミングスクールと水泳教育

インドネシアでは水泳が学校の体育カリキュラムに必ずしも含まれておらず、泳げない大人が多い。「水辺の国に住んでいるのに泳げない」という逆説的な状況だ。

近年は子ども向けのスイミングスクールが増えており、ジャカルタのGold's GymやFitness Firstなどのスポーツジムでも水泳クラスが提供されている。外国人家庭��子どもが通うインターナショナルスクールは多くがプールを持ち、水泳の授業がある。

在住者のプール活用

「ジャカルタの生活で最も快適な時間はプールサイドの夕方」と言う在住者は多い。気温が少し下がる夕方16〜18時にプールに入り、日没を眺めながら過ごす——これがジャカルタ生活のひとつの楽しみ方だ。コンパウンドにプールがない場合は、近隣のスポーツクラブやアパートのプールを月額会員として使う選択肢もある。

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