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環境・政策

レジ袋禁止令が出ているのにスーパーではもらえる——インドネシア環境規制の現実

インドネシアはプラスチック袋削減を推進しているが、地域によって規制の厳しさはバラバラ。バリ島では厳格に運用され、ジャカルタでは有料化止まりという実態を解説する。

2026-07-04
環境規制プラスチックレジ袋バリ島政策

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「インドネシアはプラスチック袋を禁止した」という話を聞いてバリ島に来てみたら、確かにスーパーでレジ袋が出てこなかった。でもジャカルタのスーパーでは当たり前のように袋をもらえた——この矛盾に気づく外国人は多い。

バリ島の規制は本物

2019年、バリ州は使い捨てプラスチック袋、発泡スチロール容器、使い捨てストローの使用を禁じる州知事令を施行した。対象は小売店や飲食店で、大型スーパーマーケットも例外ではない。

バリ島のスーパーでは、今ではエコバッグか繰り返し使えるプラスチック製の袋(有料、1枚2,000〜5,000IDR程度)を提供している。観光客が「袋ください」と言うと戸惑われることがある。

ジャカルタは「有料化」止まり

一方、ジャカルタでは使い捨てプラスチック袋の有料化が2020年から始まったが、禁止にはなっていない。1枚200〜500IDR(約2〜5円)を払えば袋をもらえる。金額が低すぎることもあり、実際には消費削減効果は限定的という指摘もある。

地方市場(パサール)は規制対外

インドネシア全土に広がる伝統市場(パサール)は規制の対象外になっているケースが多い。野菜や魚を買うと今でも黒いビニール袋に入れてもらえる。環境NGOから「伝統市場こそプラスチック消費の主戦場」という批判は出ているが、零細商人の負担を増やせないという事情がある。

川や海に流れ込む現実

インドネシアは海洋プラスチック汚染の排出量で世界上位に入る推定がある(出典:複数の研究機関が試算しているが、推定値であり正確な順位は調査によって異なる)。ゴミ収集インフラが整っていない地域では、プラスチックゴミが川に捨てられ最終的に海に流れ込む。雨季に川が増水すると、川面を大量のペットボトルが流れる光景は珍しくない。

変化の担い手は若い世代

都市部の20代は環境意識が高く、エコバッグを持ち歩く習慣が広がってきている。インスタグラムで「#zerowaste」や「#sustainableliving」のタグを使う若者は増えており、エシカル消費を意識したカフェや食料品店も増えている。

在住者の実用情報

バリ島では買い物袋を必ず持参することを習慣にしたほうがいい。観光エリアでもパサールでも、袋をもらえないことがある。ジャカルタでは有料で袋はもらえるが、大型モールではマイバッグを持つ人が増えている。

どの都市でも、エコバッグは5,000〜1万IDR(約48〜96円)程度で購入でき、スーパーのレジ前でも売られている。

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