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千島諸島(プラウ・スリブ)はジャカルタから1時間で行けるが、行く人は少ない理由

ジャカルタ沖に広がる千島諸島(クプラウアン・スリブ)は週末リゾートとして知られるが、水質汚染や交通コストという現実がある。在住者向けの実用情報を解説する。

2026-07-07
千島諸島ジャカルタ週末旅行在住者

この記事の日本円換算は、1万IDR≒96円で計算しています(2026年5月時点)。為替は変動するので、現地通貨の金額を基準にしてください。

ジャカルタに住むと「海に行きたいなら千島諸島がある」とよく言われる。北ジャカルタのマリーナから高速ボートで30〜90分という近さは魅力的だ。しかし実際に通いつめる在住者は少ない。その理由を聞くと「水」という答えが返ってくることが多い。

千島諸島とはどんな場所か

クプラウアン・スリブ(Kepulauan Seribu)は「千の島々」という意味だが、実際の島の数は約100前後と言われる(推定。正確な数は調査によって異なる)。観光用に整備されている島はそのうち数十島程度で、リゾートホテルがある島、キャンプ島、未開発の島と性格が異なる。

水質の問題

ジャカルタ沿岸は世界でも汚染が深刻な海域のひとつとされており、ジャカルタに近い島ほど海水の透明度が低い。南部の島々(プルング島など)はジャカルタ港から近すぎて水が濁っている。

透明度が高く、泳げると言われているのは沖合に位置する島(プラウ・ハリウル・ラウト、プラウ・ビダダリ等)で、ボートで1〜1.5時間程度かかる。近い島でシュノーケルしようとしてがっかりする観光客は多い。

コストの現実

週末パッケージ(ボート往復+1泊朝食付き)の相場は1人50万〜120万IDR(約4,800〜11,520円)程度。格安パッケージは込み合う安宿が中心で、ダイビングやシュノーケルツアーは別途費用がかかる。バリ島と比べると近いが、コスト的に大きな差はない。

バリ島には飛行機で約1.5時間(格安航空会社で片道35万〜60万IDR前後)、千島諸島は高速ボートで片道1時間(往復ボートだけで10万〜20万IDR程度)。目的と予算次第で選ぶことになる。

人気のある島

プラウ・ビダダリ(天使の島): ジャカルタからの定番リゾート。ファミリー向けの施設が整っている。

プラウ・ハリウル・ラウト: 外洋に近く透明度が比較的高い。シュノーケルと釣りが楽しめる。

プラウ・オンルスト: 廃墟となったオランダ植民地時代の要塞跡が残り、歴史に興味がある人向け。

在住者の使い方

ジャカルタ在住の日本人の中には「子供の夏休みに1〜2回行く」「会社のチームビルディングで使う」という使い方をしている人が多い。定期的にリゾートとして通う場所というより、「ジャカルタにいながら海を感じる」ための手軽な選択肢として位置づけられている。

本格的な海を求めるならロンボク島、コモド周辺、スラウェシのトグアン諸島が選ばれる。ジャカルタから日帰り圏内で海を楽しむには、千島諸島が事実上の唯一の選択肢だ。

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