インドネシアのSIMカード登録制度——外国人はパスポート番号が必要
インドネシアでプリペイドSIMカードを購入する際の登録制度を解説。外国人に必要なパスポート情報、登録方法、未登録SIMの利用停止リスク、主要キャリアの比較まで。
この記事の日本円換算は、10,000IDR≒95円で計算しています(2026年4月時点)。為替は変動するので、現地通貨(IDR)の金額を基準にしてください。
インドネシアに着いて空港でSIMカードを買った。Telkomselの30日パッケージ、IDR 100,000(約950円)。安い。でもここからが本番だ。
2018年以降、インドネシアでは全てのプリペイドSIMカードにNIK(国民識別番号)またはパスポート番号の登録が義務付けられている。未登録のまま使い続けると、通信が停止される。
外国人のSIM登録方法
空港カウンターで購入する場合
ジャカルタ・スカルノハッタ空港やバリ・ングラライ空港の到着ロビーには、キャリアのカウンターがある。ここで購入すれば、スタッフがパスポートを撮影して登録してくれる。最も確実な方法だ。
コンビニ・路上で購入した場合
Alfamart、IndomaretなどのコンビニでもプリペイドSIMは購入できるが、外国人の登録手続きに対応していない店員が多い。購入後、自分でキャリアのアプリまたはウェブサイトから登録する必要がある。
Telkomselの場合:
- MyTelkomselアプリをインストール
- 「Registrasi」メニューからパスポート番号と有効期限を入力
- パスポートの写真ページをアップロード
- 24〜48時間で承認される(即時の場合もある)
主要キャリア比較
| キャリア | 強み | データパッケージ(30日/15GB目安) |
|---|---|---|
| Telkomsel | 全国カバー率最高。地方でも繋がる | IDR 100,000〜150,000(約950〜1,425円) |
| Indosat Ooredoo | 都市部のコスパ良好 | IDR 80,000〜120,000(約760〜1,140円) |
| XL Axiata | ジャカルタ・バリで安定 | IDR 70,000〜110,000(約665〜1,045円) |
地方(カリマンタン、スラウェシ、パプア等)に行く可能性があるなら、Telkomsel一択。他のキャリアは都市部を離れると電波が弱くなる。
IMEI登録制度
2020年からは、インドネシアに持ち込むスマートフォン本体のIMEI(端末識別番号)も登録が必要になった。
空港の税関で申告するか、入国後にオンラインで登録する。登録しないスマートフォンでは、インドネシアのSIMカードが使えなくなる可能性がある。
ただし90日以内の短期滞在者は自動的にIMEIが仮登録される運用が報告されている。長期滞在者は念のためBea Cukai(税関)のウェブサイトで正式登録を行うと安心だ。
チャージ(パルサ)の買い方
プリペイドSIMの残高チャージは以下の方法で可能。
- コンビニ(Alfamart、Indomaret): レジで電話番号とチャージ金額を伝える
- GoPay / OVO: アプリ内からチャージ購入
- キャリアアプリ: クレジットカードまたはデビットカードで直接購入
チャージの有効期限はキャリアと金額によって異なる。IDR 50,000以上のチャージで30日以上の有効期限がつくのが一般的だ。
有効期限が切れるとSIMが無効化される可能性があるため、帰国予定がなければ定期的に少額でもチャージを入れておくのが安全だ。