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手続き・届出

インドネシアの「スラット」文化——あらゆる手続きに必要な書類と取得方法

インドネシアで生活するには各種「スラット(surat=書類)」の取得が不可欠。住民届、警察届、推薦状など、在インドネシア日本人が知っておくべき主要な書類の種類、取得場所、費用を整理。

2026-05-26
書類手続きビザSKTTSTM行政

この記事の日本円換算は、10,000IDR≒95円で計算しています(2026年4月時点)。為替は変動するので、現地通貨(IDR)の金額を基準にしてください。

インドネシアの行政手続きには、必ず「スラット」(surat=書類)が登場する。銀行口座の開設にスラット。運転免許の申請にスラット。子どもの入学にもスラット。

何をするにも「まず書類を取ってきてください」と言われる国。この書類の迷路を整理しておかないと、窓口で何度も突き返されることになる。

外国人が取得する主な書類

SKTT(Surat Keterangan Tempat Tinggal)

外国人居住届。KITAS/KITAP保持者がRT/RW→ケルラハン→ケチャマタンの順に届出。パスポートコピー、KITAS/KITAPコピー、賃貸契約書、写真が必要。無料だが、RT/RW長への「手数料」IDR 50,000〜100,000程度が発生する場合がある。所要1〜2週間。

STM(Surat Tanda Melapor)

警察への届出証明。KITAS取得後、居住地管轄のPolsek(警察分署)にパスポートコピー・KITASコピー・写真を持参。無料。即日〜3日。

SKCK(Surat Keterangan Catatan Kepolisian)

犯罪歴なしの警察証明書。就職や一部ビザ手続きで必要。Polres(警察署)でパスポートコピー・写真・指紋採取。IDR 30,000(約285円)。1〜5営業日。

NPWP(Nomor Pokok Wajib Pajak)

納税者番号。就労外国人は取得義務あり。税務署(Kantor Pajak)にパスポートコピー・KITASコピー・SKTT・雇用契約書を持参。無料。即日〜3日。

書類取得の流れ——ジャカルタの場合

到着 → STM(警察届出) → SKTT(居住届) → NPWP(納税者番号)
         ↓                     ↓
    警察分署で            RT/RW長 → ケルラハン → ケチャマタン

この順番を間違えると手戻りが発生する。STMを取る前にSKTTを申請しに行くと「警察届を先にしてください」と言われ、NPWPを取る前にSKTTがないと「住所証明がありません」と言われる。

実務上のコツ

  • コピーは大量に用意する: パスポートの顔写真ページとKITASのコピーは10部ずつ持っておくと安心。窓口ごとにオリジナルのコピーを要求される
  • 写真もサイズ違いで用意: 3×4cm、4×6cmの証明写真を各10枚
  • 会社の人事担当に同行してもらう: インドネシア語でのやりとりが必要な場面が多い。一人で行くと時間がかかる
  • 午前中に行く: 行政窓口は昼過ぎから混雑し、15時頃には受付が終わる。朝8時台に到着するのが理想

書類の多さに面食らうが、一度取得してしまえばKITAS更新時まで再取得は不要なものが多い。最初の1ヶ月を乗り切れば、あとは楽になる。

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