インドで住居を探す:駐在員がアパートを借りるときの相場・手順・注意点
デリー・ムンバイ・バンガロールの2BHK/3BHK家賃相場、外国人が賃貸契約するときの実務、サービスアパートメントとの比較。
この記事の日本円換算は、1INR≒1.8円で計算しています(2026年4月時点)。為替は変動するので、現地通貨(INR)の金額を基準にしてください。
インドの住居探しを日本の感覚でやると詰まる。
まず「2BHK」「3BHK」という単位から慣れる必要がある。BHKは「Bedroom-Hall-Kitchen」の略で、2BHKなら寝室2部屋+リビング+キッチンという構成だ。日本の「2LDK」に近い概念だが、インドのBHKは広さにかなりのばらつきがある。
都市別の家賃相場(2025〜2026年時点)
デリーNCR(グルガオン・ノイダ) 外国人に人気のエリアはグルガオン(DLF CyberCity周辺)、ノイダ(Sector 62〜137周辺)。
- 2BHK:50,000〜100,000INR/月(約9万〜18万円)
- 3BHK:80,000〜150,000INR/月(約14.4万〜27万円)
ムンバイ バンドラ・アンデリ・パウェルなど日本人が多いエリア。デリーより高め。
- 2BHK:80,000〜150,000INR/月(約14.4万〜27万円)
- 3BHK:120,000〜250,000INR/月(約21.6万〜45万円)
バンガロール コリマンガラ・インディラナガル・Whitefieldなど。デリーとムンバイの中間。
- 2BHK:40,000〜80,000INR/月(約7.2万〜14.4万円)
- 3BHK:70,000〜130,000INR/月(約12.6万〜23.4万円)
これに加え、通常10ヶ月〜12ヶ月分の保証金(デポジット)が前払いで必要になる。初期費用がまとまった額になるため、会社の住宅補助と合わせて確認が必要だ。
サービスアパートメントという選択肢
着任直後の数週間〜数ヶ月は、サービスアパートメント(ホテル型の長期宿泊施設)を使う駐在員が多い。家具・家電付きで、ハウスキーピングが含まれる場合もある。日次料金は高いが、長期契約なし・初期投資なしで生活を始められる利点がある。
月額60,000〜120,000INR(約10.8万〜21.6万円)が目安。会社負担で3ヶ月使いながら物件を探す、というパターンが多い。
外国人が賃貸契約するときの実務
外国人がインドで賃貸契約を結ぶ際、パスポート・ビザ・会社の在職証明が必要になる。加えて、物件によっては家主が外国人への貸し出しを嫌がるケースもある。会社の担当者か日系不動産仲介業者を通じると、こうした交渉を代行してもらえる。
水・電気・メンテナンス
賃貸物件では、電気代は別途請求が多い。インドの電力事情は改善されているが、停電(通称「パワーカット」)が不定期にある地域もある。バックアップ電源(ジェネレーター)が完備されているマンションかを確認しておく。
水道水は飲料不可。ウォーターサーバー設置か、ミネラルウォーターを配達してもらう仕組みが必要だ。これは生活コストに組み込んでおく。
住居は生活の基盤になるため、焦って決めないことが大事だ。1〜2ヶ月かけて複数の物件を比較する時間を確保できると、その後の生活満足度が変わる。