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文化・エンタメ

ボリウッドと映画文化——インド映画産業の規模と在住外国人の楽しみ方

年間製作本数2,000本超、世界最大の映画産業ボリウッド。ムンバイを拠点に在住外国人がどう楽しめるか、映画館・撮影見学・ツアーの実情を紹介します。

2026-04-11
ボリウッド映画ムンバイ文化エンタメ

この記事の日本円換算は、1INR≒1.8円で計算しています(2026年4月時点)。

ムンバイに住み始めた週、街のあちこちでスーパースターの巨大看板に圧倒される。ボリウッドは産業規模でハリウッドを超え、年間製作本数は全インドで2,000本以上、興行収入は2023年に約2,400億ルピー(約4,320億円)に達した。

ボリウッドとは何か

「ボリウッド」とはムンバイ(旧名ボンベイ)のヒンディー語映画産業を指す俗称。インドには他にもタミル語映画(コリウッド)、テルグ語映画(トリウッド)など地域ごとの映画産業があり、ボリウッドはその一角だ。ヒンディー語が母国語でない地域でも、ボリウッド作品は全国で観られる。

映画館体験——多様な価格帯

ムンバイの映画館チケットは普通席で100〜200ルピー(180〜360円)、PVRやINOXなどのマルチプレックスの快適席でも500〜800ルピー(900〜1,440円)。日本の映画館の半額以下で体験できる。

在住外国人に人気なのがIMAXスクリーン上映。アンダーリ・ナガル地区のPVRシネマでは、大作公開日の0時上映に地元ファンと並ぶ体験が「インド映画の熱量を感じる瞬間」として語り継がれている。

撮影現場を見る方法

ムンバイのフィルムシティ(ゴレガオン地区)はボリウッドの撮影スタジオ複合施設で、一般向けツアーがある。料金は400〜600ルピー(720〜1,080円)程度、所要2〜3時間。歴史的なスタジオセットを歩きながら、撮影中のドラマセットを遠目に見られることもある。

フィルムシティ以外にも、マーリン(Mehboob Studio)などの老舗スタジオが一部公開日を設けている。

在住外国人が楽しむポイント

  • 英語字幕付き上映: PVRなどの大型チェーンでは字幕付き上映も多い。アプリで確認して予約できる
  • 映画で街を学ぶ: 「Dil Dhadakne Do」「Mumbai Diaries」など、ムンバイが舞台の作品は街歩きの解像度を高めてくれる
  • スターの痕跡を歩く: バンドラ地区はシャー・ルク・カーンをはじめ多くのスターの自宅が集まるエリアで、週末には自然とファンが集まる

ヒンディー語がわからなくても、歌と踊りで物語の流れは掴める。字幕なしで3時間の大作を観るのも、インド在住の醍醐味のひとつだ。

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