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インドを離れる——長期在住後の帰国準備と心理的変化

インドでの長期在住を終えて帰国する際の手続き(FRRO退去登録・引越し・銀行口座の扱い)と、帰国後に多くの在住者が経験する「インド後遺症」について解説します。

2026-04-30
帰国引越しFRRO在住終了インド後遺症

この記事の日本円換算は、1INR≒1.8円で計算しています(2026年4月時点)。

インドを去る日が来たとき、多くの在住者が複雑な気持ちを抱えると言う。「早く帰りたかった国なのに、いざ去るとなると名残惜しい」。インドはそういう場所だ。

帰国前に必要な手続き

FRRO(外国人地域登録事務所): 出国の2週間前を目安に「出国通知」または登録のキャンセル手続きを行う。オンラインFRROポータルから申請できるが、書類が必要。就労ビザの場合は雇用主からの終了証明書が要る。

銀行口座: インドの銀行口座は帰国後も維持できる場合があるが、「NRO口座(非居住者ルピー口座)」への切り替えが必要なことが多い。残高の送金は制限があるため、大きな金額がある場合は早めに確認を。

FRRO登録のある子どもの手続き: 子どものFRRO登録も親と合わせて解除手続きが必要。

荷物の輸送: 国際引越し業者(ヤマト運輸インド・日通等)は費用の見積もりを出発2〜3ヶ月前から。航空便と船便を組み合わせるのが一般的。日本に持ち帰れない物(インドの土・肉製品等)は事前に確認する。

「インド後遺症」という現象

帰国後1〜3ヶ月で多くの元在住者が体験する特有の感覚がある。

  • スーパーの選択肢の多さに逆に戸惑う
  • 電車が時間通りに来ることが「信じられない」と感じる
  • スパイスの効いた料理が恋しくなる
  • インドの「生命力・混沌・人との距離感」の不在に気づく

「インドが好きではなかったはずなのに、帰ってきたら恋しくなる」というのは多くの元在住者が経験する逆説だ。

インドは快適な国ではない。しかし、あの強烈な存在感は世界の他のどの場所でも感じられない。それが分かるのは、一度インドを離れてからだ。

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