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ヒマーチャル・プラデーシュ——山岳州での生活とトレッキング文化

ヒマラヤ山麓の州ヒマーチャル・プラデーシュは、デリーの猛暑から逃れる避暑地であり、長期滞在するデジタルノマドや登山者の拠点でもあります。州都シムラから僻地マナリまでを解説します。

2026-04-19
ヒマーチャル山岳トレッキングシムラマナリ

この記事の日本円換算は、1INR≒1.8円で計算しています(2026年4月時点)。

デリーが45℃になる5〜6月、在住外国人の一部はヒマーチャル・プラデーシュに逃げ込む。標高2,000m前後の山岳地帯は気温が20〜25℃に保たれ、「インドにこんな場所があるのか」という驚きを初めての訪問者に与える。

州の概要

ヒマーチャル・プラデーシュ(HP)はインド北部のヒマラヤ山麓に位置する山岳州。州都はシムラで、ビーアス川流域のマナリ、スピティ渓谷、ダラムシャーラー(チベット仏教の中心地)など多様な地域性を持つ。

デリーからバスで6〜10時間、飛行機ではシムラまたはバグドグラへ約1時間(シムラへの飛行機は便数が少ない)。

主な滞在地とその特徴

シムラ: イギリス植民地時代の「夏の首都」。コロニアル建築が残る観光地で、マールロードの散策とミニチュア鉄道(UNESCO世界遺産)が有名。標高約2,200m。

マナリ: 標高約2,050m、バックパッカーと外国人が多いカフェ文化のある街。周辺のロータン峠(標高3,978m)へのトレッキングや、スピティ渓谷への起点。長期滞在するデジタルノマドも近年増加。

ダラムシャーラー/マクロードガンジュ: ダライ・ラマの亡命政府があるチベット文化の街。チベット料理・仏教寺院・瞑想センターが集まり、欧米人の長期滞在者が多い。

トレッキングの現実

有名トレイルとして、ハムタ・パス(標高4,268m)、ピン・パールヴァティ・パス(5,319m)などがある。初心者向けはカソール周辺のデイハイクから始めるのが無難だ。

高山病(AMS)のリスクがあるため、急激な標高上昇は避ける。標高2,500m以上では最低1日は高度順応のための休息日を設けるのが定石だ。

デジタルノマドの拠点として

マナリやカソールは、インターネット環境(Jio 4G)が整備され、比較的安い宿代とカフェ環境でリモートワークが可能な環境になっている。1ヶ月の滞在費用はホテル・食事込みで月30,000〜60,000ルピー(54,000〜108,000円)程度。デリーより圧倒的に低コストで快適な環境がある。

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