インド国内旅行ガイド:駐在員が週末・連休に行くべき場所7選
タージマハール・ゴア・ジョードプル・ケーララ・ラダック・ダージリン・ハンピ。インド在住の特権を使った国内旅行先と、移動手段・ベストシーズンを整理する。
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インドに住んでいる間にしかできないことがある。インドを内側から旅することだ。
観光客として1〜2週間で駆け足でまわるインド旅行と、在住者として週末や連休に選んで行くインド旅行は質が違う。何度でも戻れる前提で動けるから、深く入れる。
タージマハール(アーグラ)
世界遺産・タージマハールはデリーからアーグラまで高速列車(ガトマンエクスプレス)で2時間弱。日帰りが可能だ。
観光客として来るのと、デリーに住んでいて「いつでも行ける」と思いながら1年後に初めて行くのとでは、不思議と違う感じがある。早朝の光の中で見るタージマハールを、急かされずに味わう機会が在住者にはある。入場料:外国人1,100INR(約1,980円)。
ゴア(海辺・ポルトガル植民地の痕跡)
デリーやムンバイから飛行機で1.5〜2時間。ポルトガル植民地時代の教会建築・白い砂浜・シーフード・カジュアルな雰囲気が特徴。インド全土から休暇客が集まるリゾート地で、外国人在住者にも「インドの休暇」として人気が高い。
北ゴア(アンジュナ・バガ)はにぎやか、南ゴア(パローレム)は静かという棲み分けがある。モンスーン期(6〜9月)は波が高くビーチが閉まる。10〜3月がベストシーズン。
ジョードプル・ジャイサルメール(ラジャスタン)
「ブルーシティ」と呼ばれるジョードプルの青い建物群と、砂漠に浮かぶジャイサルメールの黄色い要塞都市は、インドらしさの凝縮した場所だ。デリーから特急列車で5〜10時間。冬(11〜2月)が適している。ラクダの背に乗って砂漠に泊まるキャンプは、一度やると記憶に残る。
ケーララ(バックウォーター)
インド最南西の州ケーララは、椰子林・水路(バックウォーター)・アーユルヴェーダの本場。コーチ(コーチン)まで国内線で移動し、アラッピー(アレッピー)のバックウォーターでハウスボートに泊まるコースが人気。南インドらしい緑の多さと静けさは、北インドとは全く別の顔だ。
ラダック(高地砂漠)
デリーから飛行機で1時間、標高3,500m以上のラダック地方。チベット仏教文化が残り、ヒマラヤの山並みと荒涼とした景色が広がる。観光シーズンは5月〜9月。高山病対策として着いた最初の2日間は無理な行動を避ける。インドにいながら「ここはどこの星か」と思う景観が見られる。
ダージリン(紅茶と山)
西ベンガル州の山岳リゾート。標高2,000mのヒルステーション(避暑地)で、ダージリン紅茶の産地として名高い。カンチェンジュンガ山塊を望む展望台からの朝の景色は「インドで最も美しい朝」の候補に挙がる。コルカタから電車・バスでアクセス。
ハンピ(廃墟と巨岩)
カルナータカ州北部に広がるヴィジャヤナガル帝国の遺跡群。15世紀に栄えた王国の廃墟が、巨岩の奇景の中に散らばる。世界遺産で、バンガロールから夜行バスで8〜9時間。ゆっくり2〜3泊して自転車で遺跡をめぐる旅が、在住者の定番になっている。
インドに住んでいる間は、出張のついでにも旅ができる。その機会を意識的に使うかどうかで、帰国後の記憶の豊かさが変わる。