インド独立記念日(8月15日):在住外国人が目撃する愛国心の発露
インドの独立記念日は8月15日。デリーのレッドフォートでの首相演説から街中の旗掲揚まで、インドの愛国心の表れ方は独特だ。在住者の体験と歴史的背景を解説する。
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8月15日のデリーで、屋台に国旗が溢れる。販売される旗は2INRから——安価な愛国心の道具が街中に広がる。
インドの独立記念日
1947年8月15日、インドはイギリスから独立を達成した。ジャワハルラール・ネルーの「運命との約束(Tryst with Destiny)」演説は歴史的なスピーチとして今も語り継がれている。
毎年8月15日には、デリーのレッドフォートで首相が国民に向けて演説を行い、国旗掲揚式典が行われる。この式典はテレビ・ネット中継されており、インド全土が注目する。
在住者が目撃するもの
独立記念日前後は、インド中の学校で国旗掲揚と国歌斉唱が行われる。子どもたちがインドの3色旗(橙・白・緑)の衣装を着て登校する。
街の建物・オートリクシャー・バスに国旗が飾られ、Facebookやインスタグラムに愛国的な投稿が溢れる。映画館では独立記念日に合わせてボリウッドの愛国映画が公開される伝統もある。
愛国心の表れ方
インドの愛国心は、植民地支配からの独立という歴史的経験と深く結びついている。「イギリスへの複雑な感情」「独立の苦労への敬意」「インドの多様性への誇り」が混在した愛国心は、日本や欧米の「ナショナリズム」とは性質が異なる部分がある。
外国人在住者として独立記念日のイベントに参加するのは、インド人の感情の根っこに触れる貴重な機会だ。
日本との関係
インドの独立運動と日本の関係は歴史的に特殊で、スバス・チャンドラ・ボースがインド国民軍を率いて日本と協力した史実がある。この歴史を知ると、インド人が日本に対して特別な親しみを持つ理由のひとつが見えてくる。
8月15日は日本では終戦記念日だ。同じ日が異なる歴史的意味を持つ——在住者として両方の視点から8月15日を感じる体験は、海外に住む豊かさのひとつだ。