アウトストラーダとTelepass——高速道路料金と電子タグの使い方
イタリアの高速道路(アウトストラーダ)の料金体系、Telepass電子タグの登録方法と費用、在住外国人がレンタカー旅行で注意すべき点を解説する。
この記事の日本円換算は、1EUR≒160円で計算しています(2026年4月時点)。
イタリアで車を持つと、高速道路(Autostrada)料金が想定以上にかかることに気づく。例えばミラノからローマまでの約570km走行で€50〜€60(約8,000〜9,600円)の通行料が発生する。日本の高速料金と比較してもかなりの出費だ。
イタリアの高速道路料金は主にAutostrade per l'Italiaが管理しており、走行距離に応じた距離制課金が基本だ。車両カテゴリーによって料金が異なり、乗用車(カテゴリー1)が最も安い。料金所での支払いは現金・カード・Telepassの3通り。
Telepassとは TelepassはETCに相当する電子タグシステムで、フロントガラスに取り付けたデバイスが料金所のアンテナと通信して自動精算する。専用レーンを減速なく通過できるため、特に通勤で高速を頻繁に使う人には便利だ。月額費用は約€3〜€5(約480〜800円)程度。Telepass.comまたはスポーツ用品店・ガスステーションで申し込める。
イタリアの高速道路網は北部が充実しており、南部や島嶼部(シチリア・サルデーニャ)は国道(Strada Statale)が主な幹線道路になる。
レンタカー利用時の注意点 観光でレンタカーを使う場合、Viacard(プリペイドカード)をガスステーションで購入しておくと便利だ。現金払いを避けられる上、使い切れない金額は次回のイタリア訪問でも使える。レンタカー会社はTelepass機器を有料オプションで提供することもある。
なお高速道路の出口を間違えて降り、再度入り直すと追加料金が発生する。入口から出口まで直線的に移動したつもりでも、ナビの指示で途中出入りが発生することがあるため、イタリア初運転では事前にルートを確認しておく価値がある。