学校制度——幼稚園(Materna)から中等教育までのイタリア学校
子どもを連れてイタリアに移住する場合に知っておくべき学校制度。Materna(幼稚園)から中学校(Scuola Media)までの年齢・年数・公立の費用、外国人の編入手続きを解説する。
この記事の日本円換算は、1EUR≒160円で計算しています(2026年4月時点)。
子どもを連れてイタリアに移住する場合、学校制度の理解が早い段階で必要になる。イタリアの義務教育は6〜16歳(小学校〜高校2年相当)だが、実質的には3歳から公立幼稚園に通う体制が整っている。
Scuola dell'Infanzia(幼稚園・マテルナ) 3〜5歳が対象。義務ではないが実質的に多くの子どもが通う。公立は無料または月€50〜€100(約8,000〜16,000円)程度の食費負担のみ。私立は月€300〜€600(約48,000〜96,000円)程度。
Scuola Primaria(小学校) 6〜10歳(5年間)。公立は無料。教科書代が一部自治体で補助される。外国籍の子どもも地区の学校に編入できる。入学時に年齢に応じたクラスに配属されるが、イタリア語サポート授業が提供される学校もある。
Scuola Secondaria di Primo Grado(中学校) 11〜13歳(3年間)。公立は無料。英語・音楽・体育・数学・イタリア語・歴史・地理・理科などを学ぶ。中学卒業後に高校(Scuola Superiore)進学時のルートを選択する。
外国人の編入手続き 移民・外国人の子どもが公立学校に入学するには、Comune(市役所)のAnagrafe(住民登録課)で住民登録を済ませた後、希望する学校のPrincipale(校長)に連絡する流れが一般的だ。書類として出生証明書・健康証明書・以前の学校の成績証明書(可能であれば)が求められることが多い。
インターナショナルスクールの選択肢もあり、ミラノ・ローマ・フィレンツェには英語カリキュラムの学校がある。年間学費は€10,000〜€25,000(約160万〜400万円)程度となる。