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健康診断——イタリアの予防医療と外国人が受けるべき検査

イタリアのSSN(国民保健サービス)が提供する無料健康診断の内容と対象年齢、在住外国人が任意で受けるべき検査、私立クリニックでの人間ドックの費用感を解説する。

2026-04-26
健康診断予防医療SSN医療イタリア生活

この記事の日本円換算は、1EUR≒160円で計算しています(2026年4月時点)。

日本では職場や自治体から年1回の定期健康診断が行われるが、イタリアにはそれに相当する義務的な「年1回の健診」の制度はない。代わりにSSN(国民保健サービス)が対象年齢・性別に応じた予防検査(Screening)を提供している。

SSNが無料提供する主な予防検査

  • 乳がん検診(マンモグラフィ):45〜74歳の女性対象、2年ごと
  • 子宮頸がん検診(Pap Test/HPV検査):25〜65歳の女性対象、3〜5年ごと
  • 大腸がん検診(便潜血検査):50〜74歳の男女対象、2年ごと

これらの検査はかかりつけ医(MMG)を通じた紹介状なしに、直接ASLから招待状(Lettera di Invito)が届く仕組みで実施される。

在住外国人の健診課題 SSNの予防検査は対象年齢に達しているSSN登録者が受け取れるが、登録直後は招待状が届くまで時間がかかることがある。また日本人が気にしがちな「全身の状態確認」に近い総合健診はSSNでは対応していない。

私立クリニックでの任意検査 ミラノ・ローマなどの都市には日本人向けや多言語対応の私立クリニックが存在し、血液検査・尿検査・心電図・腹部エコー等をセットで受けられる。料金は€150〜€300(約24,000〜48,000円)程度で、日本の人間ドックの半分〜同等のコストで受けられることが多い。

移住後の最初の数年は環境変化による体調変化が起きやすい。SSNのかかりつけ医と定期的に話す機会を作り、気になる症状は早めに相談する習慣をつけるといい。

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