グルメ・食文化
北イタリアの食:ピザとパスタだけじゃないイタリア料理の多様性
イタリア料理は地域ごとに全く異なる。ミラノのリゾット、ヴェネチアのバッカラ、ボローニャのトルテッリーニ——在住者が実感する北イタリアのローカル食文化を紹介する。
2026-07-02
食文化北イタリアグルメ
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「イタリア料理」というひとくくりの表現に、イタリア人はしばしば違和感を持つ。ミラノのシェフがナポリピザを作らないように、イタリアの食文化は州どころか市単位で異なる。
ミラノとロンバルディア州
ミラノを含むロンバルディア州の料理はバターとリゾットが中心だ。「Risotto alla Milanese(サフラン入りリゾット)」は最も有名なミラノ料理の一つで、金色の米料理はオリーブオイル中心の南部とは別の世界だ。
「Cotoletta alla Milanese」はカツレツの原型ともいえる料理で、骨付きの子牛肉にパン粉をまぶして揚げる。ウィンナーシュニッツェルとの類似性はよく議論されるが、ミラノ人は「うちのほうが古い」と言う。
ヴェネト州とヴェネチア
アドリア海に面するヴェネト州は魚介料理が豊富だ。「Sarde in saor(イワシの酢漬け)」はヴェネチアのアンティパスト(前菜)として定番。ポレンタ(トウモロコシの粗挽き粉を煮た料理)も主食として各地で食べられる。
エミリア=ロマーニャ州の「美食の街」ボローニャ
「ボロネーゼ」「ラザニア」「パルミジャーノ・レッジャーノ」「プロシュット・ディ・パルマ」——有名なイタリア食材・料理の多くがこの州出身だ。在住者の間でも「イタリアで最も食べ物がおいしい州」として語られることが多い。
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