交通・生活
スクーターで通勤するイタリア人の論理:渋滞と駐車事情の現実
イタリアの都市では自動車よりスクーターが実用的な交通手段だ。ミラノ・ローマの渋滞事情、ZTL(車両制限区域)のルール、在住外国人がスクーターを使う際の注意点を解説する。
2026-07-04
スクーター交通都市生活
この記事の日本円換算は、1EUR≒163円で計算しています(2026年5月時点)。為替は変動するので、現地通貨の金額を基準にしてください。
ローマの朝の通勤ラッシュ、幅の狭い旧市街の路地をスクーターが縫うように走る。車が動かない渋滞の横をスルスルと通り抜けていく姿は、効率優先のイタリア人の論理を体現している。
スクーターが「合理的」な理由
イタリアの都市部は旧市街の石畳の路地が多く、路上駐車の車が常時並んでいる。車で移動しても駐車場所を探すだけで30分かかることも珍しくない。
スクーターなら路地も走れ、歩道と車道の境界に停めておけることが多い。燃費も良く、維持費も車より安い。年間の保険料と税(Bollo)はスクーターなら数百EURで済む場合が多い。
ZTL(Zona a Traffico Limitato)
イタリアの旧市街の多くは「ZTL(車両制限区域)」に指定されており、許可証のない車は進入できない。カメラで監視されており、知らずに進入すると後日高額の罰金通知が来る(100〜400EUR程度が多い)。
在住者はZTLの区域を事前に確認し、地図アプリのZTL表示機能を活用することをお勧めする。レンタカーで観光する場合も要注意だ。
在住外国人がスクーターを使うには
スクーター(125cc以上)の運転には欧州免許またはスイス等との協定のある免許が必要。日本の免許は国際免許証とともに使えるが、1年以上の長期在住なら現地免許への切り替えが求められる。原付(50cc以下)はAM免許で対応できる場合がある(詳細は各州で確認)。
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