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シエナのパリオ:中世から続く命がけの競馬と地区の誇り

毎年7月と8月にシエナのカンポ広場で行われるパリオは中世の競馬だ。17の地区(コントラーダ)が命をかけて競い合う伝統行事の歴史と、在住者が観戦する際の注意を紹介する。

2026-07-26
祭りシエナ伝統

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シエナのカンポ広場に17の地区(Contrada、コントラーダ)の旗が翻る。騎手は鞍なしで馬に乗り、石畳の広場を3周する——これがParlio di Siena(パリオ)だ。約3分間のレースのために、街全体が半年以上準備する。

パリオとは

パリオは毎年7月2日(Palio di Provenzano)と8月16日(Palio dell'Assunta)の2回開催される。17のコントラーダのうち10地区がくじ引きで参加権を得て競い合う。勝利した地区は絵を描いた旗(Palio)を賞として受け取る。

勝利地区のお祝いは夜通し続き、敗北地区の嘆きも激しい。これは数百年続く真剣な地域アイデンティティの争いだ。

観戦の方法

カンポ広場の中央(土の上)は無料で入場できるが、人が多く激しく、早朝から場所取りが始まる。桟敷席(Tribuna)は事前予約で300〜500EUR以上かかることも(推定)。

広場は超満員になり、熱中症やスリの被害も報告されている。観戦する場合は水分補給と貴重品の管理に注意が必要だ。

コントラーダのアイデンティティ

シエナ市民はどのコントラーダ出身かで生まれ変わる前から決まっており、死ぬまでその地区の一員だという意識を持つ。在住外国人にはこの帰属意識の深さは感覚的に理解しにくいが、パリオを見ると少しその熱量が伝わってくる。

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