Kaigaijin
海外在住日本人のメディア
移住先・地域

ローマ近郊の生活——フラスカティ・チヴィタヴェッキアと通勤圏

ローマ市内の家賃が高い・騒がしい・人が多いと感じたとき、近郊都市という選択肢がある。フラスカティ・ヴェッレトリ・チヴィタヴェッキアなどの在住外国人の生活環境と通勤時間を解説する。

2026-04-22
ローマ近郊フラスカティラツィオ通勤移住先

この記事の日本円換算は、1EUR≒160円で計算しています(2026年4月時点)。

ローマ市内の中心エリアで1LDKを借りると月€1,200〜€1,800(約192,000〜288,000円)かかる。同じ予算で近郊エリアに住めば広い物件に移れることが多い。ラツィオ州内でローマへの通勤圏として成立する近郊エリアをいくつか挙げる。

フラスカティ(Frascati) ローマ南東約20kmに位置するカステッリ・ロマーニ地域の中心都市。白ワインの産地として有名で、葡萄畑と歴史的なヴィッラ(荘園)が点在する丘の上の街だ。ローマのテルミニ駅まで列車で約40分。1LDKの家賃は月€650〜€900(約104,000〜144,000円)程度と市内の半額以下。週末はローマ市民が訪れるほど生活環境が良く、在住外国人コミュニティも一定数ある。

ヴェッレトリ(Velletri) フラスカティよりさらに南、ローマ市内まで列車で約1時間。農村地帯に近く家賃が安い。1LDKで月€500〜€700(約80,000〜112,000円)程度。市街地のにぎわいより静かな環境を求める人向けのエリアだ。

チヴィタヴェッキア(Civitavecchia) ローマ北西約80kmにある港湾都市。地中海クルーズの主要な寄港地でもある。ローマへのアクセスはレジョナーレ(地域特急)で約50〜70分。地中海に面した立地で家賃は手頃、海辺の生活を楽しめる環境だ。ローマに毎日通勤するには遠いが、週数回のオフィス出勤であれば十分検討できる範囲だ。

ローマ近郊に住む際の現実的な注意点は、鉄道の遅延・ストライキへの対応を想定しておくことだ。イタリアの地域鉄道は時刻通りに来ない日が一定頻度であり、通勤に使う場合は余裕のあるスケジュール設計が必要になる。

コメント

読み込み中...