ローマ近郊のカステッリ・ロマーニ——週末のワイナリーと田舎生活
ローマ市街から30〜40分のカステッリ・ロマーニ地域。フラスカティワインで知られる丘陵地帯の週末の過ごし方、在住外国人の日帰り旅行スポットとしての魅力を伝える。
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ローマに住んでいると、週末に「街から少し離れたい」という気持ちが定期的に訪れる。そんなときのお手頃な選択肢が、南東30〜40kmに広がるカステッリ・ロマーニ(Castelli Romani)地域だ。コリーナ・アルバーナ(アルバーニの丘)と呼ばれるこのエリアには、ローマ皇帝たちが夏の別荘を構えた丘陵地が続き、現在はワイン産地として知られる。
フラスカティとワイン このエリアを代表するワインがフラスカティ・ビアンコ(Frascati Bianco DOC)。白ブドウを主体とした辛口白ワインで、ローマの食卓に欠かせない存在だ。地域内には農家直営のフラクストリア(Fraschetta:農家ワイン酒場)があり、手作りの前菜とともにデキャンタのワインを楽しめる。価格はデキャンタ0.5リットルで€3〜€5(約480〜800円)程度のところも多い。
主要な街 カステッリ・ロマーニには11の自治体が含まれる。フラスカティ(丘の上の美しい街並みとワイン)、カステル・ガンドルフォ(教皇の夏の宮殿がある湖畔の街、現在は博物館として公開)、グロッタフェッラータ(修道院とギリシャ系の文化)などが代表的だ。
アクセス ローマのテルミニ駅またはチャンピーノ駅から列車(レジョナーレ)でフラスカティまで約30〜40分。運賃は€2〜€3程度。車を使えばGRAから30分もあれば主要な街に到達できる。
ローマ在住者が「行き慣れた場所」として頻繁に挙げるエリアの一つがカステッリ・ロマーニだ。観光地化されていない農家レストランでのランチは、ローマ市内の観光客向けレストランとは別の食体験を提供してくれる。