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サルデーニャ島——長寿の島・ブルーゾーンと在住外国人

世界五大ブルーゾーンの一つ、サルデーニャ島のバルバーリャ地方。長寿の秘訣とされる食・コミュニティ・気候の実態と、移住先として注目されるサルデーニャの生活コストを解説する。

2026-04-27
サルデーニャブルーゾーン長寿島暮らし移住先

この記事の日本円換算は、1EUR≒160円で計算しています(2026年4月時点)。

地中海に浮かぶサルデーニャ島は面積約24,000km²(四国の約1.3倍)で、イタリアで2番目に大きな島だ。ここが「ブルーゾーン」として世界的に注目されるきっかけになったのは、人口学者のジャンニ・ペスと医師のミカエル・プウルーラインが2000年代に発表した研究で、島内のバルバーリャ地方に100歳以上の男性が統計的に異常な割合で集中していることを示したためだ。

なぜ長寿なのか 複数の研究者が指摘する要因として、低カロリーで植物性食品が中心の食事(ヒツジのチーズ・豆類・ゴルドゥリアとよばれる全粒パン・地元産ワイン)、農業や羊の牧畜による日常的な身体活動、強い家族とコミュニティの絆による社会的孤立の少なさが挙げられている。サルデーニャの男性が長寿であることは特に特徴的で、他のブルーゾーン(沖縄・コスタリカ等)では女性の長寿が目立つのとは対照的だ。

在住外国人の生活 サルデーニャの主要都市はカリャリ(南部・州都)とサッサリ(北部)。カリャリの1LDK家賃は月€500〜€800(約80,000〜128,000円)程度と本土より安い。海水浴シーズン(6〜9月)の北部コスタ・スメラルダは高級リゾートで物価が高くなるが、それ以外のエリアは比較的手頃だ。

弱点は本土へのアクセスの手間だ。フェリー(カリャリからジェノヴァまで約20時間・€50〜€120)か飛行機(カリャリからローマまで約1時間・€30〜(早期予約時))が必要になる。本土への出張が多い職種には不向きだが、リモートワーク可能な環境なら自然・食・長寿文化のすべてを手頃な価格で得られるエリアだ。

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