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トリュフ採り文化——アルバとペルージャの白トリュフと犬の訓練

世界最高値の食材・白トリュフが採れるイタリア。アルバの白トリュフ祭りと、ラゴロ犬を使ったトリュファイオ(トリュフ採り)の文化、在住者がトリュフを入手する方法を伝える。

2026-04-24
トリュフアルバ食文化ピエモンテウンブリア

この記事の日本円換算は、1EUR≒160円で計算しています(2026年4月時点)。

10月に北イタリアのアルバ(ピエモンテ州)を訪れると、空気に微かに土と発酵のような複雑な香りが漂う。白トリュフ(Tartufo Bianco d'Alba)の季節だ。1kgあたり€2,000〜€5,000(約320万〜800万円)に達することもある「白いダイヤモンド」が、毎年秋にここで掘り起こされる。

トリュファイオと犬 トリュフ採り師(Truffaio / Trifolau)は、特別に訓練された犬(ラゴット・ロマニョーロが有名)とともに夜明け前の森に入る。犬は地面の下数十cmにあるトリュフの匂いを嗅ぎ分け、場所を示す。師匠から弟子へ受け継がれるこの採取文化は、ピエモンテとウンブリア(特にスポレート・ノルチャ周辺)の農村で今も生きている。

犬の訓練は子犬のうちから始め、トリュフの匂いを認識させる段階から始まる。良い訓練を受けた犬は€5,000〜€15,000(約800万〜2,400万円)の値がつくこともある。

アルバの白トリュフ祭り(Fiera Internazionale del Tartufo Bianco d'Alba) 10月第1週末〜11月末まで毎週土日に開催される国際白トリュフ祭り。世界中のシェフ・バイヤー・食通が集まり、生産者から直接トリュフを購入できる。試食イベント・ワインとのペアリング・工房見学も催される。アルバへのアクセスはトリノから列車で約1時間。

在住者がトリュフを入手する方法 旬の時期(白:10〜12月、黒:1〜3月・6〜8月)にメルカートや農家直売で購入するのが最もコスパが高い。少量(数グラム)から売られており、5gの白トリュフを€15〜€30(約2,400〜4,800円)で買えることもある。パスタやリゾットに薄切りにして乗せるだけで別次元の料理になる。

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