韓国の気候と四季——日本とどう違うか、在住者が感じるリアルな気候感
韓国の気候を日本と比較して解説。ソウルの四季・夏の猛暑・冬の乾燥寒さ・黄砂・온돌文化との関係まで在住者視点でまとめました。
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「韓国と日本は気候が似ている」——と移住前に思っていた人が、冬のソウルで考えを改める。ソウルの1月平均気温は約マイナス5〜6℃。東京(約4℃)と比べると10℃近い差がある。
ソウルの月別気候(概要)
| 季節 | 月 | 特徴 |
|---|---|---|
| 春 | 3〜5月 | 暖かく過ごしやすい。ただし黄砂・PM2.5が強い時期 |
| 夏 | 6〜8月 | 高温多湿。梅雨(장마)が6月下旬〜7月中旬。8月は35℃超も |
| 秋 | 9〜11月 | 晴天が続く最も快適な季節。紅葉が美しい |
| 冬 | 12〜2月 | 乾燥・寒冷。最低気温がマイナス10〜15℃になることも |
日本との最大の違いは冬の乾燥と寒さだ。ソウルの冬は大陸性気候の影響を受けるため、東京と比べると格段に乾燥している。湿度が20〜30%台になる日があり、鼻・喉のケアが必要になる。
日本にない「黄砂・PM2.5問題」
春(3〜5月)と冬(12〜2月)を中心に、中国大陸からの黄砂(황사)とPM2.5が飛来する。空気質指数が「悪い」以上の日は屋外でのマスク着用・洗濯物の外干し禁止が推奨される。
現地の空気質をリアルタイムで確認するアプリとして「미세먼지(微細먼지)」アプリが在住者に広く使われている。日本のようにリアルタイムで空気質を気にする文化は韓国が先行していた。
온돌(床暖房)文化と冬の室内
韓国の住居には온돌(オンドル)と呼ばれる床暖房システムが標準装備されている。冬の室内は非常に暖かく、厚着せずに過ごせる。裏を返すと、外気温と室内温度の差が30℃以上になることがあり、外出のたびに着替えが必要になる。
「韓国の冬はコートの下に薄着」という스타일は、このオンドル文化の副産物だ。
梅雨と台風
韓国にも梅雨(장마)があり、6月末〜7月中旬にかけて集中的に雨が降る。日本の梅雨と似ているが、期間はやや短い。
台風(태풍)は7〜9月に上陸するケースがある。日本のように頻繁ではないが、大型台風が朝鮮半島に上陸する年もある。
季節の服装のコツ
| 季節 | 推奨装備 |
|---|---|
| 冬 | ダウンジャケット(-10℃対応)・マフラー・手袋・湿度対策(保湿クリーム・加湿器) |
| 黄砂期 | KF94マスク(韓国規格、N95相当)・空気清浄機 |
| 夏 | 薄手の長袖(室内冷房が強いため)・日焼け止め |
韓国に住むにあたって、空気清浄機と加湿器は「あると便利」ではなく「なくては困る」家電だ。引越し当初に揃えておく価値がある。