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韓国コスメは「安くて良いもの」ではなかった——K-ビューティーの実態と在住者の使い方

K-ビューティーは世界的なブームになったが、韓国在住者が実際に使っているコスメ事情は観光客向けとは異なる。ドラッグストア・百貨店ブランドの棲み分け・スキンケア文化の実態を解説します。

2026-04-13
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この記事の日本円換算は、100KRW≒10.5円で計算しています(2026年4月時点)。為替は変動するので、現地通貨の金額を基準にしてください。

「韓国コスメは安くて優秀」というイメージで移住してみると、実際には「高いコスメもある」「自分の肌に合わないものもある」「日本製の方が好きというものもある」という現実に行き着く。

K-ビューティーは輸出産業として洗練されているが、在住外国人として日常的に使うには別の視点が必要だ。

価格帯の構造

韓国のコスメ市場は価格帯によって棲み分けが明確だ。

로드숍(ロードショップ)系:이니스프리(INNISFREE)・닥터자르트(Dr.Jart+)・롬앤(rom&nd)等が街に多く出店している。日本でも買えるブランドが多く、価格はKRW10,000〜30,000(約1,050〜3,150円)台のアイテムが多い。

H&B(Health & Beauty)ストア:올리브영(オリーブヤング)・랄라블라(Lalavla)等のドラッグストアでは複数ブランドを比較して買える。韓国在住者の日常の美容品購入の中心になっている。

백화점(百貨店)ブランド:雪花秀(설화수)・후(Whoo)等の韓国高級コスメが百貨店に並ぶ。セットで数十万ウォンになることもある。韓国の高齢層・中間層以上が好むブランドとして定着している。

スキンケアへの高い関心

韓国の美容文化の特徴として、スキンケアを重視する文化がある。朝晩のスキンケアに複数ステップ(クレンジング・トナー・アンプル・モイスチャライザー等)を使う習慣が普及しており、男性もスキンケアを行うことが一般的だ。

韓国のコンビニでも基本的なスキンケア用品が買える。旅行者や忙しいビジネスパーソンがコンビニで日用品感覚でシートマスクを買うのは珍しいことではない。

「올영세일(オリーブヤングセール)」という文化

オリーブヤングは年に数回、大規模なセールイベントを実施する。このセールは在住外国人の間でも認知されており、「올영세일にまとめ買いをする」という行動パターンが定着している。

セール時の割引率は20〜50%程度になることもあり、定価で買うより大幅に安くなる。セール情報はオリーブヤングのアプリで確認できる。

日本人の肌との相性

在住日本人の間でよく話題になるのが、韓国コスメの成分・テクスチャーが日本人の肌に合うかどうかだ。韓国のスキンケアは皮膜系の成分(センタシカ・ナイアシンアミド等)を多く使う傾向があり、日本人でも相性の良いものと悪いものがある。

肌質・肌悩みによって合う・合わないが違うため、クチコミよりも実際に使ってみることが重要だ。オリーブヤングではサンプルを配布している商品も多く、試しやすい環境がある。

在住外国人のコスメ購入パターン

在住期間が長くなるにつれ、「韓国コスメ全体」ではなく「自分に合ったブランド・製品」を絞り込んでいく傾向がある。

日本のコスメを帰国時に買い溜めする人、韓国のオリーブヤングで主力製品を揃える人、アイメイク系は韓国・スキンケア系は日本と使い分ける人——在住者の美容ルーティンは個別最適化されていくのが自然な流れだ。

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