Kaigaijin
教育・子育て

韓国の日本人学校・インター校——ソウルで子どもを育てる教育の選択肢

ソウル日本人学校の場所・学費・入学手続きから、Korea International SchoolなどインターナショナルスクールKIS・SFS・HAFS比較まで。子ども連れの韓国赴任に役立つ情報をまとめた。

2026-04-05
日本人学校インター校教育ソウルKIS子育て赴任

この記事の日本円換算は、100KRW≒10.5円で計算しています(2026年3月時点)。為替は変動するので、現地通貨(KRW)の金額を基準にしてください。

子ども連れでの赴任で最初に決めること——それが教育環境の選択だ。

ソウルには日本人学校・インターナショナルスクール・韓国ローカル学校の3つの選択肢がある。滞在期間・子どもの年齢・日本帰国後の接続・語学習得の優先度によって最適解が変わる。


ソウル日本人学校

概要

正式名称は「서울일본인학교(ソウル日本人学校)」。文部科学省の認定を受けた在外教育施設で、日本のカリキュラムに基づいた教育を提供している。

学部学年
幼稚部年少〜年長
小学部1〜6年生
中学部1〜3年生

所在地: ソウル特別市 瑞草区 瑞草洞(서울 서초구 서초동)。地下鉄3号線 양재역(良才駅)エリア。

学費(年額目安)

学部授業料(年額、目安)
幼稚部KRW 6,000,000〜8,000,000(約63〜84万円)程度
小学部KRW 5,000,000〜8,000,000(約52.5〜84万円)程度
中学部KRW 6,000,000〜9,000,000(約63〜94.5万円)程度

※ 上記は目安。正確な金額は学校に直接確認すること。スクールバス代・教材費・PTA費等が別途かかる。

特徴

  • 文部科学省準拠カリキュラム。日本の学校との接続がスムーズ
  • 帰国後すぐに日本の同学年に編入できる
  • 日本語環境で学べる安心感
  • 韓国語・韓国文化に触れる機会は限定的

向いているケース: 帰国後に日本の学校へ戻る予定がある場合、または小学校低学年で日本語での基礎学力形成を優先したい場合。


インターナショナルスクール

Korea International School(KIS)

ソウルで最大規模の英語系インターナショナルスクール。

項目内容
所在地성남시 분당구(城南市 盆唐区)
学年K〜12(幼稚園〜高校)
カリキュラム米国式
年間学費目安USD 25,000〜35,000(約395〜553万円)程度
入試英語能力テスト・面接

英語教育を優先する場合の選択肢として人気。ただし分唐(盆唐)まで通うことになるため、ソウル都心から距離がある。スクールバスを利用する家庭が多い。

Seoul Foreign School(SFS)

1912年設立、ソウル最古のインターナショナルスクール。

項目内容
所在地서대문구 연희동(서大門区 延禧洞)
学年Nursery〜12
カリキュラム英国式(GCSE・Aレベル)/ IB(IBアカデミー部門)
年間学費目安KRW 40,000,000〜60,000,000(約420〜630万円)程度
入試英語能力評価・面接

英国式カリキュラムとIBの二本立て。大学入試でのIB取得を目指す場合はIBディプロマプログラム(DP)への進学が可能。

Seoul International School(SIS)

項目内容
所在地성남시 분당구(城南市 盆唐区)
学年Pre-K〜12
カリキュラム米国式 / IB
年間学費目安USD 22,000〜30,000(約347〜474万円)程度

KISと同じ分唐エリア。米国系カリキュラムを中心に、一部IBを提供。


入試・入学手続きの共通ポイント

  • 英語力が前提: インター校はほぼすべて英語での教育。英語力が不十分な場合、EFL(English as Foreign Language)クラスへの振り分けや、入学審査で不合格になることもある
  • 待機リストが発生: 特に人気校(KIS・SFS)は空き待ちが数ヶ月〜1年以上になることがある。赴任決定と同時に問い合わせを始める
  • 入学金・入学審査料: 学校によって異なるが、入学審査料 KRW 200,000〜500,000程度が一般的

韓国ローカル学校への通学

対象: 韓国語能力が相応にある場合、またはお子さんが韓国語習得を最優先する場合。

韓国の公立小・中学校は無償で通学可能。外国人の子どもも就学義務の範囲内で受け入れる。

特徴内容
授業言語韓国語(국어)
費用基本無料(給食費等は一部自己負担)
入学居住地の学校へ申請

現実的な課題: 授業についていくには韓国語能力(TOPIK相当の読み書き)が必要。語学力ゼロで入学すると、授業内容が全く分からない期間が続く。サポート体制のある学校かどうかを事前に確認する。

韓国語を本格的に習得させたい場合や、長期定住を見据える場合に選択肢として浮上する。


日本語補習授業校

ソウルには在外日本人向けの「日本語補習授業校」が複数ある。

特徴内容
開校日週末(土曜または日曜)のみ
授業内容国語・算数を中心とした日本語教育
対象インター校またはローカル校に通いながら日本語を維持したい子ども
費用月 KRW 30,000〜80,000程度(学校により異なる)

インター校に通いながら日本語力も維持する、というハイブリッド型で活用する家庭が多い。


オンライン学習・通信教育

インターネット環境があれば日本のオンライン教育にアクセスできる。

サービス特徴
N中等部(N高等学校系)通信制中学課程。単位認定可
すらら適応型学習。国内外問わず利用可
진도서 日本語補習保護者が自主的に教材購入して補習

インター校に通いながら、週末補習校+通信教育でダブルカバーするパターンが、子どもへの負担を抑えつつ最も多い選択。


選択の目安

状況推奨
2〜3年で帰国予定、小学校低学年ソウル日本人学校
長期在留・英語教育を優先KIS / SFS / SIS
韓国語習得を優先、長期定住ローカル学校+補習校
滞在期間未定、費用を抑えたいローカル学校+日本語補習校

関連記事


KAIスポット — みんなで作る現地情報

Kaigaijinでは、現地に住む日本人が実際に使っているスポット(レストラン・クリニック・美容室・不動産など)を国別に集めています。

「このクリニック、今も営業してる」「ここ、日本語対応なくなってた」——そういった一言が、次に来る人の役に立ちます。気づいたことがあれば、ぜひ情報を追加してください。

韓国のKAIスポットを見る・情報を追加する

コメント

読み込み中...