韓国の日本人学校・インター校——ソウルで子どもを育てる教育の選択肢
ソウル日本人学校の場所・学費・入学手続きから、Korea International SchoolなどインターナショナルスクールKIS・SFS・HAFS比較まで。子ども連れの韓国赴任に役立つ情報をまとめた。
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子ども連れでの赴任で最初に決めること——それが教育環境の選択だ。
ソウルには日本人学校・インターナショナルスクール・韓国ローカル学校の3つの選択肢がある。滞在期間・子どもの年齢・日本帰国後の接続・語学習得の優先度によって最適解が変わる。
ソウル日本人学校
概要
正式名称は「서울일본인학교(ソウル日本人学校)」。文部科学省の認定を受けた在外教育施設で、日本のカリキュラムに基づいた教育を提供している。
| 学部 | 学年 |
|---|---|
| 幼稚部 | 年少〜年長 |
| 小学部 | 1〜6年生 |
| 中学部 | 1〜3年生 |
所在地: ソウル特別市 瑞草区 瑞草洞(서울 서초구 서초동)。地下鉄3号線 양재역(良才駅)エリア。
学費(年額目安)
| 学部 | 授業料(年額、目安) |
|---|---|
| 幼稚部 | KRW 6,000,000〜8,000,000(約63〜84万円)程度 |
| 小学部 | KRW 5,000,000〜8,000,000(約52.5〜84万円)程度 |
| 中学部 | KRW 6,000,000〜9,000,000(約63〜94.5万円)程度 |
※ 上記は目安。正確な金額は学校に直接確認すること。スクールバス代・教材費・PTA費等が別途かかる。
特徴
- 文部科学省準拠カリキュラム。日本の学校との接続がスムーズ
- 帰国後すぐに日本の同学年に編入できる
- 日本語環境で学べる安心感
- 韓国語・韓国文化に触れる機会は限定的
向いているケース: 帰国後に日本の学校へ戻る予定がある場合、または小学校低学年で日本語での基礎学力形成を優先したい場合。
インターナショナルスクール
Korea International School(KIS)
ソウルで最大規模の英語系インターナショナルスクール。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 성남시 분당구(城南市 盆唐区) |
| 学年 | K〜12(幼稚園〜高校) |
| カリキュラム | 米国式 |
| 年間学費目安 | USD 25,000〜35,000(約395〜553万円)程度 |
| 入試 | 英語能力テスト・面接 |
英語教育を優先する場合の選択肢として人気。ただし分唐(盆唐)まで通うことになるため、ソウル都心から距離がある。スクールバスを利用する家庭が多い。
Seoul Foreign School(SFS)
1912年設立、ソウル最古のインターナショナルスクール。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 서대문구 연희동(서大門区 延禧洞) |
| 学年 | Nursery〜12 |
| カリキュラム | 英国式(GCSE・Aレベル)/ IB(IBアカデミー部門) |
| 年間学費目安 | KRW 40,000,000〜60,000,000(約420〜630万円)程度 |
| 入試 | 英語能力評価・面接 |
英国式カリキュラムとIBの二本立て。大学入試でのIB取得を目指す場合はIBディプロマプログラム(DP)への進学が可能。
Seoul International School(SIS)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 성남시 분당구(城南市 盆唐区) |
| 学年 | Pre-K〜12 |
| カリキュラム | 米国式 / IB |
| 年間学費目安 | USD 22,000〜30,000(約347〜474万円)程度 |
KISと同じ分唐エリア。米国系カリキュラムを中心に、一部IBを提供。
入試・入学手続きの共通ポイント
- 英語力が前提: インター校はほぼすべて英語での教育。英語力が不十分な場合、EFL(English as Foreign Language)クラスへの振り分けや、入学審査で不合格になることもある
- 待機リストが発生: 特に人気校(KIS・SFS)は空き待ちが数ヶ月〜1年以上になることがある。赴任決定と同時に問い合わせを始める
- 入学金・入学審査料: 学校によって異なるが、入学審査料 KRW 200,000〜500,000程度が一般的
韓国ローカル学校への通学
対象: 韓国語能力が相応にある場合、またはお子さんが韓国語習得を最優先する場合。
韓国の公立小・中学校は無償で通学可能。外国人の子どもも就学義務の範囲内で受け入れる。
| 特徴 | 内容 |
|---|---|
| 授業言語 | 韓国語(국어) |
| 費用 | 基本無料(給食費等は一部自己負担) |
| 入学 | 居住地の学校へ申請 |
現実的な課題: 授業についていくには韓国語能力(TOPIK相当の読み書き)が必要。語学力ゼロで入学すると、授業内容が全く分からない期間が続く。サポート体制のある学校かどうかを事前に確認する。
韓国語を本格的に習得させたい場合や、長期定住を見据える場合に選択肢として浮上する。
日本語補習授業校
ソウルには在外日本人向けの「日本語補習授業校」が複数ある。
| 特徴 | 内容 |
|---|---|
| 開校日 | 週末(土曜または日曜)のみ |
| 授業内容 | 国語・算数を中心とした日本語教育 |
| 対象 | インター校またはローカル校に通いながら日本語を維持したい子ども |
| 費用 | 月 KRW 30,000〜80,000程度(学校により異なる) |
インター校に通いながら日本語力も維持する、というハイブリッド型で活用する家庭が多い。
オンライン学習・通信教育
インターネット環境があれば日本のオンライン教育にアクセスできる。
| サービス | 特徴 |
|---|---|
| N中等部(N高等学校系) | 通信制中学課程。単位認定可 |
| すらら | 適応型学習。国内外問わず利用可 |
| 진도서 日本語補習 | 保護者が自主的に教材購入して補習 |
インター校に通いながら、週末補習校+通信教育でダブルカバーするパターンが、子どもへの負担を抑えつつ最も多い選択。
選択の目安
| 状況 | 推奨 |
|---|---|
| 2〜3年で帰国予定、小学校低学年 | ソウル日本人学校 |
| 長期在留・英語教育を優先 | KIS / SFS / SIS |
| 韓国語習得を優先、長期定住 | ローカル学校+補習校 |
| 滞在期間未定、費用を抑えたい | ローカル学校+日本語補習校 |
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