韓国の冬の光熱費ガイド——オンドル暖房で月5万円を超えないための設定と契約の知識
韓国の冬は-10度。オンドル(床暖房)の仕組み、ガス料金・電気料金の計算方法、節約のポイントを在住日本人向けにステップごとに解説します。
この記事の日本円換算は、100KRW≒10.5円で計算しています(2026年4月時点)。為替は変動するので、現地通貨(KRW)の金額を基準にしてください。
ソウルの1月の平均気温は-3度。最低気温は-15度を下回る日もある。東京の感覚で暖房を使うと、光熱費の請求書を見て凍りつく。
韓国の暖房はオンドル(온돌、床暖房)が主流。部屋全体の床を温めるため快適だが、ガス消費量は日本のエアコン暖房と比較にならない。1月の光熱費が30万〜50万KRW(約31,500〜52,500円)に達する家庭は珍しくない。
光熱費の構成
| 項目 | 月額目安(冬場・1LDK) | 備考 |
|---|---|---|
| 都市ガス(オンドル暖房) | 10万〜25万KRW(約10,500〜26,250円) | 暖房の使い方で大きく変動 |
| 電気代 | 3万〜8万KRW(約3,150〜8,400円) | 電気暖房器具を使うと跳ね上がる |
| 水道代 | 1万〜2万KRW(約1,050〜2,100円) | ほぼ固定 |
| 管理費(관리비) | 5万〜15万KRW(約5,250〜15,750円) | マンションの場合。暖房費が含まれることもある |
注意: マンション(아파트)の管理費に暖房費が含まれている「中央暖房」方式と、各戸が個別にガスを契約する「個別暖房」方式がある。物件探しの段階で確認が必要。
オンドルの温度設定ガイド
Step 1: 外出モードと在宅モードを使い分ける ボイラーのリモコンに「外出」ボタンがある。外出中は凍結防止の最低温度(10〜15度)を維持する設定にする。完全にオフにすると配管が凍結するリスクがある。
Step 2: 在宅時は22〜24度に設定 韓国人は25〜27度に設定する人が多いが、日本人の感覚では22度で十分暖かい。床暖房は足元から温まるため、室温が低くても体感温度は高い。
Step 3: タイマー機能を活用 就寝時はタイマーで2〜3時間後にオフにする設定が効率的。オンドルの蓄熱効果で、オフ後も2〜3時間は床が温かい。
Step 4: 窓の断熱処理 韓国のワンルームは窓の断熱が弱い物件が多い。ホームセンター(다이소やCoupang)で断熱シート(방풍비닐)を購入し、窓枠に貼ると暖房効率が上がる。1,000〜3,000KRW(約105〜315円)程度。
電気料金の累進制に注意
韓国の電気料金は累進制で、使用量が増えるほど単価が上がる。電気ヒーターやオイルヒーターを使うと使用量が急増し、単価が最高段階に跳ね上がることがある。暖房はガス(オンドル)に任せて、電気の使用量を抑えるのが基本戦略だ。
ガス料金の確認方法
都市ガスの料金はソウル都市ガス(서울도시가스)のウェブサイトまたはアプリで確認できる。自動口座振替を設定しておけば、コンビニでの支払いが不要になる。設定は入居時に不動産仲介(부동산)が代行してくれることが多い。